
この記事では、「優柔不断な人でも決断できる方法」をご紹介します。
優柔不断な方にとっては、決めたくても決められないというのが本音ですよね。
でも大丈夫です。『重み付け』という方法を実践すると決断がしやすくなります。
僕も優柔不断な人間だったのですが、実際に決断がしやすくなりましたよ。
誰にでもできる簡単な方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
優柔不断な人は単純に比較してしまう

例えば、2つの旅行の日程が被ってしまったとします。
※実際に僕に起こった事例です
- ひとりで北海道バイクツーリング旅
- 仲の良い友達と沖縄旅行
どちらかを選ぶ必要がありますね。ただ、僕にとってはどちらも捨てがたい旅行だったのです。
あなたならどうするでしょうか?
多くの方はそれぞれのメリットとデメリットを比較すると思うのです。
- 北海道ツーリングでは、バイク三昧の生活ができて、写真も好きなだけ取れる。でも、ひとりだ。
- 沖縄旅行なら、友達とワイワイ楽しめる。でも、自由な旅はできない。
でも、決まらない。
なぜなら、それぞれの要素は感覚的なものだからです。単純に比較ができないのです。
「重み付け」を上手く使えば優柔不断でも決められる

単純に比較できないなら、比較しやすいようにすればいいのです。
「友達と遊ぶ大切さ」と「趣味に没頭する大切さ」は比較しづらいですが、「10」と「5」は比較しやすいですよね。
つまり、比較しやすい数字に置き換えて、重みを視覚化するのです。
この方法が「重み付け」。
実際にやってみますね。
まず自分にとって、重要な基準を挙げていきます。
- 今しかできない度合
- (旅の)期待度
- 金銭負担の楽さ度合
こんなところでしょうか。どちらの選択肢にも共通するような項目がいいですね。
そして、重要な基準について相対評価します。
相対評価なので、それぞれの基準の合計が10となるようにしましょう。

<選択肢1>北海道ツーリング、<選択肢2>沖縄旅行
相手がいる沖縄旅行は、今しかできない度合いが高いので「7」。
旅の期待度つまり楽しさは、甲乙つけ難いので同点で「5」としました。
金銭的な観点では、北海道ツーリングのほうがお金を使わないので「7」。

と思いますよね。
ここからが、重み付けの本領発揮です。
自分が挙げた重要な基準の中で、自分が一番大切な基準を決めます。
僕は「今しかできないことをやる」というのが一番大切だと考えています。お金よりも時間のほうに重きを置いているからです。
これは個人的な考え方なので、あなたの好きなように決めてください。
僕の場合は、「今しかできない度合」×3として、次に重要な「(旅の)期待度」を×2、最も重要度の低い「金銭的楽さ度合」を×1という風に、重要度によって数値に重みを付けます。
その結果がこちら。

<選択肢1>北海道ツーリング、<選択肢2>沖縄旅行
合計を見ると、ダントツで選択肢2(沖縄旅行)になりました。
実際に僕はこの表を見て、沖縄旅行に行ってきました。
なぜなら、3つの評価基準をきちっと使っていて、なおかつ重要度も反映できているので僕自身かなり納得できたからです。
今でもこの決断に後悔はしていません。これからも後悔するはずがありません。
優柔不断な僕が決断できた結果

自信を持って決断ができるようになってから、日常生活がやりやすくなりました。
自分の中にブレない軸を持てば、優柔不断ではなくなります。
それをサポートしてくれるのが「重み付け」という考え方です。
生きていくということは決断、選択の連続ですからね。
ぜひ試してみてください。お互い素敵な決断をしていきましょう!
本記事でご紹介した方法は下記の本を参考にしました。
「論理的に考える」ことについて、数学的な視点を交えて教えてくれます。会話形式で読みやすいのに、得られるものは大きいですよ。
興味がある方はぜひ読んでみてください。