電気が来てない宿
夜の明かりはランプのみ
と聞いたら敬遠しますよね。
でも、日常で蓄積されたものをデトックス(生物の体内に溜まった有害な毒物を排出させること)するには電気がないくらいが丁度いいのです。
岐阜県にある「渡合温泉ランプの宿」がとても素敵な宿でしたのでご紹介します。
電気がない生活は想像していたよりもはるかに快適でしたよ。
温泉も最高です。
「渡合温泉ランプの宿」はこんな宿
岐阜県の付知峡にひっそりとたたずむ秘湯の一軒宿。ここには、電気が来ていません。電話も雑音がはいったり、通じないときもあります。不自由な分だけ本来の自然を満喫してほしいのです。おむかえするのは、澄んだ空気と冷たい水とふりそそぐほどの星空です。
付知峡渡合温泉ランプの宿のホームページ
上記の説明通りのお宿です。
今の時代に電気が来ていないなんて、なかなか衝撃的な内容ではないでしょうか。
でも、だからこそいいんです。
そこでしか体験できないことがあるからこそ、僕たちは旅をするわけですからね。
星空も最高でしたよ。僕が普段見ているものとは比べものにならないレベルです。
渡合温泉ランプの宿の魅力3つ!
1.電気の代わりはランプ
渡合温泉ランプの宿では22時以降、ランプの灯りだけで過ごします。
1部屋ごとにランプが配られますので、ランプを使って自分で灯りを確保します。
ランプの使い方は夕食後にオーナーさんが丁寧に教えてくれるので何も心配することはありません。
僕もランプは初めてでしたが、すぐに慣れました。
ランプの灯りって素晴らしいですよ。不思議と眺めているだけで気分が落ち着きます。
どこか焚き火に似ているのかもしれませんね。
電気がない真っ暗な夜、ランプだけの灯りで過ごすのはまさに贅沢な時間です。
電気が来てないのでテレビの音もしません。
聞こえてくるのは部屋のそばに流れている川が流れるの音くらいです。
自家発電があるので22時までは必要最低限の電気を使えます。
電気が来てないからといって、必要以上に身構える必要はありませんよ。
2.満天の星空
渡合温泉ランプの宿には電気が来てないので外は真っ暗です。
そして、標高が高くて山奥なので空気はとても澄んでいます。
星空を楽しむ条件がこれでもかという程に揃っているんです。
そして、実際に満天の星空でした。
都会では絶対に見られない景色です。
都会ならカシオペア座(5つの星が「W」字の形に並んだ星座)がすぐに見つけられますよね。明るい星で構成されているので目立つからです。
しかし、渡合温泉ランプの宿の外ではカシオペア座がどれかわかりません。
なぜなら、小さな星まで見え過ぎてカシオペア座が埋もれてしまうのです。
それほどレベルが違う星空だということです。
3.素晴らしい雰囲気の温泉
渡合温泉ランプの宿の温泉は、薪で沸かしてあります。
風呂場にシャンプーがなかったので、持参した方がいいかもしれません。
(ボディソープはありました)
素敵な温泉でした。
お風呂の壁にもランプが掛かっています。
ランプの灯りの中、お風呂に入るのもまた魅力ですね。(僕は暗くなってからは入り損ねてしまったので次回リベンジします)
渡合温泉ランプの宿の一言メモ
豆炭のこたつを体験しよう
僕が訪れた10月には、部屋に「豆炭のこたつ」がありました。
豆炭のこたつとは、電気を一切使わずに温めた炭だけで暖をとる「こたつ」です。
遠赤外線の効果でしょうか、優しい暖かさなので家庭にある電気のこたつより快適です。
長時間入っていても疲れないし、しっかり暖まります。
こたつの周りにふとんを敷いてくれるので、足をこたつに突っ込んで寝るのが最高に気持ちよかったですよ。
渡合温泉ランプの宿は食事も美味しい
渡合温泉ランプの宿で頂いた、地元の食材を使用した食事も素晴らしかったです。
メニューは、鯉料理や山菜の天ぷら、五平餅、アマゴの南蛮漬けやゴボウの煮物など、どれもすごく美味しい。
オーナーの人柄が素敵
渡合温泉ランプの宿のオーナーは、とても気さくで面白い方です
オーナーとお話しすると、とても楽しい時間を過ごすことができます。
宿までは未舗装道路
宿の手前6km程、未舗装路です。
強い勾配があるわけではありませんが、所々デコボコしています。僕的にはオンロードバイクで来るのは避けたいという印象。
バイクが大好きな僕としてはバイクで行きたいところでしたが、冷静に車で来て良かったと思いました。
車ならゆっくり走行すれば全く問題ありません。
買い物は宿に行く前までに済ませておく
山奥なので、宿に到着した後の買い出しはなかなか難しい。
ビールや飲み物は入り口の湧き水で冷やしてあるので、宿でも購入可能です。(手動販売機)
気温は低め
山の上なので、下界より気温は低いです。
羽織るものを1枚持って行きましょう。
動物にも会える
宿のすぐそばで野生のサルを見ました。
ニホンカモシカもいるそうです。
都会では珍しい野生動物に遭遇できる楽しさがあるのも魅力です。
電子機器について
スマホを充電する場合は、モバイルバッテリーが必要です。(ちなみに宿は圏外です)
ドライヤーは大量の電気が必要なため、終日使用できません。
渡合温泉ランプの宿の詳細
- <料金>
大人(中学生以上) 11,950円
※1部屋お1人で宿泊の場合は追加1,180円 - <連絡先>
衛星携帯 090-1092-8588 - <住所>
〒508-0421 岐阜県中津川市加子母渡合
まとめ
「日常」で溜まった疲れは「日常」では取れません。
「非日常」で取るのです。
その点、渡合温泉ランプの宿はお手軽に非日常が体験できるお宿でした。
ぜひ日常で溜まったものをデトックスしに行ってみてくださいね。
※この記事の内容は僕が実際に宿泊した当時のものです。変更されている可能性がありますので、気になる部分は宿へ事前確認をお願い致します。
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