- レッドバロンでバイクを買おうと思っているんだけど…
- 口コミでは賛否両論あるみたいで不安だ
- レッドバロンでバイクを購入した人から詳しい話が聞きたい!
僕はレッドバロンでXJR1300(中古)を購入し、以来5年以上、車検も含めたメンテナンスをずっとレッドバロンに頼んでいます。
その経験を踏まえてこの記事では、レッドバロンでバイクを購入・買取する流れ、諸費用、メリット、デメリットを徹底的に解説します。
この記事を読めば、「レッドバロンでバイクを購入する前に知っておくべきこと」が全てわかります。
レッドバロンでバイクを購入する前に知っておくべきこと5つ
「レッドバロンでバイクを購入する前に知っておくべきこと」は以下の5つです。
- バイク購入の流れ
- 購入時の諸費用
- バイク買取の流れ
- レッドバロンのメリット
- レッドバロンのデメリット
それでは順番に見ていきましょう!
バイク購入の流れ
レッドバロンでバイクを購入する流れは以下の6STEPです。
- レッドバロン店舗でバイク選ぶ
- 見積もりを作成してもらう
- 実車を取り寄せる(必要な場合)
- 購入の契約
- 支払いと納車
- 購入後の品質保証について
①レッドバロン店舗でバイク選ぶ
まず、最寄りのレッドバロン店舗に行きます。
この時点では、買いたい車種が決まっていなくても大丈夫。
展示を見たり、店員さんと会話しながら、バイクを選んでいきます。
レッドバロンは在庫が豊富!
レッドバロンでは、新車・中古バイクを常時約41,250台も在庫しています。
近くの店舗に欲しいバイクがない場合でも、「イントラネット検索システム」で全国のレッドバロンから探せます。
※「イントラネット検索システム」の利用は無料
僕もこのシステムのおかげで、膨大なXJR1300の在庫から希望どおりの1台を探しあてました。
排気量別にバイクの特徴を以下で解説しました。バイク選びの参考にしてください。
»排気量によるバイクの違いを徹底比較!250・400・1300㏄に乗ったからわかった!
②見積もりを作成してもらう
目ぼしいバイクが見つかったら見積書を作成してもらいます。
見積書の金額は、車体価格より数万円高くなります。
これを乗り出し価格と言います。
乗り出し価格とは、車体価格にオプション費用、法定費用、手続き代行費用などが加算されたもの。
その名のとおり、「バイクに乗るために必要な総額」です。
諸費用についてはのちほど詳しく解説します。
ここでは、車体価格だけではなく、見積書の金額(乗り出し価格)で比較検討したほうがいいんだな、と思っていただければOKです。
初めての人は見積書の金額に驚くかもしれません
③実車を取り寄せる
「イントラネット検索システム」でバイクを見つけた場合、最寄りの店舗まで取り寄せることができます。
真剣に購入を検討する段階になれば、契約書(仮)を記入して、実車の到着を待ちます。
僕の場合、1週間ほどでお目当てのバイクが最寄りの店舗に届きました。
中古車は本契約の前に必ず実車の状態を確認しましょう。
この段階で疑問点を解消しておけば、後々のトラブルを防げます。
④購入の契約
実車を確認し、納得できたら本契約です。
購入時には、住民票が必要なので事前に準備しておくとスムーズです。
本契約が終われば納車日をすり合わせします。
高価な買い物なのでドキドキする瞬間です!
免許がなくてもバイクは買える?
二輪免許がなくてもバイクは買えます。
僕がXJR1300の本契約をしたときは大型二輪免許の教習所に通っている真っ最中。納車日は免許取得後に調整してもらいました。
バイクを買うと免許取得のモチベーションも上がります。
レッドバロンでは、免許取得費用の一部をサポートする「免許応援キャンペーン」もあるので上手く利用してください!
⑤支払いと納車
納車日に店舗に行き、支払いをします。
店員さんから事前に「支払い方法にクレジットカードは使えない」と聞いていたので、現金で支払いました。
クレジットカードのポイントをガッツリ貯めたい、という希望は叶いませんでした……
ローンを組む場合は、「JACライダーズクレジット」が用意されているようです。
僕は利用しなかったので詳細はレッドバロンの店員さんに聞いてみてください。
支払いが済めば、バイクを受け取って終了です。
⑥購入後の品質保証について
レッドバロンで購入したバイクは、品質保証制度が適用されます。
主要なものを抜粋すると以下のとおり。
- 【新車】国内向けモデル(126cc以上):3年(メーカー保証2年+レッドバロン保証1年)
- 【新車】国内向けモデル(125cc以下):2年(メーカー保証期間に準ずる)
- 【中古車】初年度登録7年以内 ※1:6ヶ月または6,000km(レッドバロン保証)※2
- 【中古車】初年度登録8年以上 ※1:1ヶ月または1,000km(レッドバロン保証)※2
※1 軽二輪以下はモデル年より起算
※2 いずれか早く到達するまで
僕のXJR1300も上記の保証で、クラッチオイルが滲む不具合を直してもらいました。
通常なら1万円以上する修理ですが、迅速かつ完全無料で対応してもらえたので、レッドバロンの品質保証には満足しています。
購入時の諸費用
バイク購入時にかかった諸費用は以下の通りです。(参考:レッドバロンの見積書)
- 登録手数料 ¥21,600
- 納車点検料 ¥16,200
- 自賠責保険料(25ヵ月) ¥14,010
- 重量税・登録印紙代 ¥7,000
※車種:XJR1300
※筆者購入時の金額なので変動の可能性あり
諸費用の内訳は主に法定費用、手続き代行費用です。
金額はバイクの排気量、車検の有無によって変動します。
目安として、レッドバロンで大型バイクを購入する場合は、「車体価格に諸費用で6万円ほど上乗せされる」と覚えておきましょう。
上記の諸費用は最低限のもの。
僕はオプションとして以下2つを追加しました。
- ETCの移植費用 ¥16,200
- オイルリザーブ30L ¥12,000
乗り換えだったのでETC機器を移植しました。取付料(セットアップ費も含む)はかかりますが、新しく購入するよりは安いので同じ境遇の方は移植を検討してみてください。
オイルリザーブはレッドバロンのサービスなので、後ほど紹介します。
バイク買取の流れ
レッドバロンではバイクを売ることもできます。
実際にZRX400を売って、XJR1300を購入したので、流れと注意点を紹介します。
買取の流れは以下の3STEP。所要時間は30分程度でした。
- 「コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)」による計測でバイクの状態をチェック
- 車体の傷や消耗品などの状態チェック
- 金額の提示
レッドバロンでバイクを売る一番のメリットは、「乗り換えがスムーズ」ということに尽きます。
レッドバロンで下取りしてもらうと、乗り換えに付随する面倒な手続きが一括で済むのでとても楽チンでした。
僕はこのおかげでETC機器の移植もできて、金銭的にもお得になりました
バイクを売るときは複数社での査定が必須!
レッドバロンでの買取は、乗り換えがスムーズですが、1社だけで買取を決めるのは超危険です。
相場より安い金額を提示されたときに交渉できず、大損してしまいます。
なによりもまず相場の確認が最重要!
僕は事前にバイク王 で査定してもらって、買取金額の相場を把握しました。
バイク買取利用率No.1で高価買取にも定評があるので、バイク王にだけでも早いうちに査定を依頼して、相場観を知っておきましょう。(査定は無料です)
後悔しないためのおすすめ買取業者は、以下で詳しく解説しています。
»バイクの売却で成功を掴むための究極ガイド【後悔しないおすすめ買取業社も公開】
レッドバロンのメリット
レッドバロンでバイクを購入するメリットは以下の5つです。
- オイルリザーブシステム
- 無料サービス(窒素充填・チェーン注油)
- 全国展開の恩恵
- ロードサービスゴールドカード
- 紹介特典
オイルリザーブシステム
「オイルリザーブシステム」は一定量のオイルを前払いで買っておき、全国のレッドバロンでいつでもオイル交換ができるサービスです。
常に新鮮なオイルに交換でき、廃油の処理も不要なので僕は利用しています。
料金は、30L 12,000円です。(バイク購入時のVSグレード料金、リザーブ量は30Lと15Lから選択可)
エンジンオイルの種類は、「elf MOTO 4RS」です。
このエンジンオイルはAmazonで調べると1,200円/Lくらいしますが、オイルリザーブシステムだと格安の400円/Lで購入できます。
僕はVSグレードを利用していますが、ちょっと高いVRグレードもあります。
VRグレードの使用オイルは、MOTUL 200-4TR/Sとelf MOTO 4VRです。
このサービスのイマイチな点は、次の2点です。
- エンジンオイルが指定される
- オイル交換工賃がかかる
まず自分でオイルを選びたい、交換したいという方にはこのサービスは向きません。
オイル交換工賃は国産メーカーの大型バイクで750円です。(安くはない)
僕は、オイルにこだわりがないのと、廃油処理が面倒なのでこのサービスを利用している、という感じです。
無料サービス(窒素充填・チェーン注油)
レッドバロンでバイクを購入すると、全国の店舗で窒素充填・チェーン注油が無料で受けられます。
僕はタイヤの空気圧調整のために定期的に利用しています。
長期ツーリングの場合、出先で簡単なバイクメンテナンスができるので重宝しています。
窒素ガスは空気が抜けにくく、温度による圧の変動が少ないそうです(体感できたことはない)
全国展開の恩恵
レッドバロンは全国に300店舗あって、いずれも直営店です。
この全国ネットワークにより、全国統一のアフターサービス、日本全国を網羅するロードサービスが実現しています。
個人的には次の2点に全国展開の恩恵を感じています。
- ツーリング先でのトラブル対応
- 異動、転居時の安心感
ツーリング先でのトラブル対応
日本全国に店舗があるので、ツーリング先でバイクトラブルに見舞われた場合の駆け込み場所になります。
「何かあったらレッドバロンに行けばいい。大体、近くにひとつは店舗がある」という安心感はかなり大きいです。
これはレッドバロンも意識しているようで、土日の営業はもちろん、近隣店舗が同時に休まないように定休日を火曜と水曜に分けています。
僕たちのツーリングをサポートしよう、という気持ちが見てとれますね。
異動、転居時の安心感
僕は仕事柄、異動が多くて転居を繰り返しています。
ここ5年で3回転居しましたが、転居先にはいつも近くにレッドバロンの店舗があるので、大変助かっています。
転居の都度、イチから信頼できるバイク屋を探す、と考えるとめんどくさくてゾッとします。
ロードサービスゴールドカード
レッドバロンで任意保険(あいおいニッセイ同和損保)に加入すると、 「ロードサービスゴールドカード」がもらえます。
ロードサービスゴールドカードのメリットとデメリットは以下のとおり。
ロードサービスゴールドカードのメリット
ロードサービスゴールドカードのメリットは次の2つ。
- 24時間365日、距離無制限で出張・引き上げ(※1)
- 臨時宿泊、帰宅移動、修理後搬送・引取費用を保証(※2)
※1 出張・引き上げは、最寄りのレッドバロンが対応(店舗営業時間外は提携業者が最寄りのレッドバロンまで距離無制限で出張・引き上げ)
※2 ロードサービス費用特約をセットしている場合が対象
バイクの不調は、いつ、どこで発生するかわかりません。
中古バイクを購入した場合は、なおさらその不安は大きくなります。
しかし、 「ロードサービスゴールドカード」があればそんな不安は一気に解決。
ゴールドカードがあれば自宅だろうがツーリング先だろうが、24時間365日でトラブルをカバーできます。
このカードのおかげで僕は、安心して長距離ツーリングに出かけられるようになりました。
持っててよかった「ロードサービスゴールドカード」
長期の北海道ツーリング中、このゴールドカードに救われました。
走行中にオイルランプが点灯。早急にエンジンオイルの補給が必要になりました。
ゴールドカードに記載されていた電話番号に電話するとすぐにレッカーを手配してくれ、2時間後にはオイル交換を済ませて、ツーリングを続行できました。
レッカー代の約4万円(レッドバロンの営業時間外だったので提携業者だった)は無料。
自宅から数千キロ離れた北海道でのトラブルに、ここまであっさりと対応できたのはゴールドカードのおかげでした。
ロードサービスゴールドカードのデメリット
ロードサービスゴールドカードの最大のデメリットは、「レッドバロンで任意保険(あいおいニッセイ同和損保)に加入する必要があること」です。
これは代理店型の保険なので、ダイレクト(通販)型と比べて保険料が少々高いです。
「とにかく安い保険料がいい」という人には向きません。
ちなみに、「任意保険に入らない」という選択肢はありえません。バイクに乗るなら、任意保険には必ず加入してください。
「とにかく安い保険料がいい」という人は、『インズウェブバイク保険見積りサービス 』を利用しましょう。
複数社の保険料を一括で比較できるので、効率よく保険料を抑えることができます。
ただ、ロードサービスは「ロードサービスゴールドカード」ほど期待できません。
その分を補填したい方は、僕も長年利用しているJAFに加入するのがおすすめです。
JAF会員なら年会費4,000円で、保険適用外のトラブルに24時間365日、回数制限なく対応してもらえます。(しかも、ほとんど無料!)
会員優待で年会費は回収できるので、詳しくは以下の記事をお読みください。
»JAFに入会する3つのメリットと年会費を実質無料にする方法【会員歴12年のヘビーユーザーが解説】
JAFは「車両」ではなく「人」にかかるので、バイク以外のマイカーも対象です!(というか、マイカー以外でも同乗しているだけで対象になるから最強)
紹介特典
レッドバロンには、紹介特典があります。
紹介されると「6ヶ月点検無料券」がもらえます。
僕はこれを利用して、オイルリザーブシステムのオイル交換工賃も無料になりました。
近くにレッドバロンでバイクを購入した人がいたら紹介してもらいましょう。
紹介した人も特典(ツーリング施設共通利用券5,000円分など)がもらえるので、お互いにとって嬉しい仕組みです。
レッドバロンのデメリット
最後に「レッドバロンのデメリット」と「デメリットを軽減するコツ」を紹介します。
デメリットを知り、早めに対策をしておくことで、満足度の高いバイクライフを送ることができます。
レッドバロンのデメリット
レッドバロンの最大のデメリットは、良くも悪くも「店舗(人)ごとで差があること」だと思います。
転居を繰り返していることもあり、今まで6店舗のレッドバロンでお世話になりました。
レッドバロンの営業、整備の方に20人ほどお会いしましたが、「すごく仕事が丁寧で信頼できるなあ」という方もいれば、「あれ、ちょっと雑では?」という方もいらっしゃいました。
デメリットを軽減するコツ
人同士なので合う合わないは、仕方がないことです。
救いなのは、前述のとおりレッドバロンが全国に300店舗あることです。
「あれ?」っと思ったら、少し移動範囲を広げて別のレッドバロン店舗に切り替えればいいだけだ、と思っています。
ただ唯一、大切なことは「あれ?」と違和感に気づけること。
自分や愛車が適正なサービスを受けられているかどうかをチェックするには、ある程度のバイクに関する知識が必要不可欠です。
僕はこれらの知識をバイク雑誌を読み漁ることで身につけました。
おすすめのバイク雑誌とそれらを無料で読む方法は以下で詳しく解説しています。
»おすすめバイク雑誌14選と無料で読む方法【各誌の特徴をわかりやすく解説】
まとめ
僕はレッドバロンでバイクを購入して、以降のメンテナンスを依頼していて、十分満足しています。
この記事がこれからバイクを購入する人の参考になれば嬉しいです。
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