
「バイクに荷物が上手く積めない」
「簡単な積み方を知りたい」
この記事はそんな方に向けて書いています。
ちょっとしたコツを知っておくだけで、簡単にバイクへ積載できるようになります。
そのコツとは次の3つです。
- “コンパクト”と“兼用”で荷物を少なくする
- “バランス”と“利便性”を考慮した積み方をする
- 適正な道具で積載する
1週間以上の北海道ツーリングを4度経験して学んだコツをお教えしますね。
美しい積載で長距離ツーリングに出かけましょう!
1.ツーリングの荷物は“コンパクト”と“兼用”で減らす

荷物の積み方を考える前に考えるべきなのは、
- そもそもこの荷物って必要かな?
ということです。
バイクは積載スペースが限られてますよね。
積み方の工夫よりも、荷物自体を減らすほうが簡単かつ効果的です。

と思いますよね。
僕が実際にやっている具体的な方法は3つです。
- 必要のない荷物を除く
- コンパクトなものを選ぶ
- 兼用できるものを選ぶ
順番に説明していきますね。
【その1】いらない荷物は持たない

お気持ちはよくわかります。
ただ、過剰に備えるのはおすすめしません。旅先で使わずにそのまま持ち帰ってくる場合がほとんどです。
どうしても不安なら現地調達を選択肢にいれてみてくださいね。
海外の辺境へ行くならまだしも、日本国内ならコンビニやホームセンター、スーパーがたくさんあります。
日用品が欲しければ、途中でコンビニに寄ればいいのです。
寒いなと感じたらユニクロに寄ってヒートテックを購入すればいいのです。
旅先で洗濯すれば衣服は最小限で済みますよね。
「全部を荷物として持っていかなければならない」という考えは捨てると気が楽になりますよ。
【その2】荷物をコンパクトにする

と判断したのなら次は、
- これはもっとコンパクトにならないだろうか?
と考えてみてください。
ここからは僕がよくバイクに積載している、キャンプ道具を例に考えていきますね。
例えば、寝袋です。
寝袋なんて様々な種類があるわけですが、僕は「モンベルのダウンハガー800 #5」を愛用しています。
理由は、春から秋まで使用できる機能を備えていて、とてもコンパクトに収納できるからです。
さらに、下に敷くマット。
銀マットは安価で機能も十分ですが、嵩張りますよね。
だから僕は「エアーマット」を使っています。
収納すると500mlのペットボトルよりもコンパクトになるので重宝しています。
エアーマットは探せば数千円で手に入りますので、荷物のコンパクト化を目指すなら検討する価値はありますよ。
コツコツとコンパクトなものを集めていくことで、塵も積もれば山となる。
荷物は確実に減ります。
つまり、バイクへの積載が楽に、美しくなります。
【その3】荷物は兼用して減らす

それなら次は、
- これは兼用できないだろうか?
と考えてみましょう。
1つで2役ができるともっと荷物は減りますよね。
例えば、スプーンとフォークにもなるナイフ。
僕は9年以上愛用しています。
ナイフや栓抜きが付いている物はよく見かけますよね。
それにスプーンとフォークが一体化していると想像以上に便利です。
食器類を減らすことができますので、荷物の削減にもつながりますよね。
レインスーツ(カッパ)も兼用の道具として使用できます。
防寒着として使えるのです。
雨が降っていなくても着るので、レインスーツを買う場合はバイク用の物がおすすめです。
道具は考え方次第で色んな使い方ができますね。
▼僕はタイチのレインスーツを愛用しています!▼
さて、おさらいしますね。
美しく積載するコツの1つめは、「いらない荷物は持たない」です。
そしてそのために、
- 必要のない荷物を除く
- コンパクトなものを選ぶ
- 兼用できるものを選ぶ
が重要です。
この方法でまずは荷物を減らしてみましょう。
以上、美しい積載をするための荷物の中身についてでした。
次は、“積み方”に注目していきますね。
2.バイクには“バランス”と“利便性”を考慮した積み方をする

バイクに上手く荷物を積む最大のポイントは、“バランス”です。
簡単にバランスがとれるコツは2つだけ。
- 重いものは下
- 大きいものは下
です。

と思われるかもしれませんが、この基本を守っておけばある程度の荷物は美しく積めます。
ちなみに、僕の積載スタイルは上の写真のとおりです。
キャンプ道具は重くて大きいので下に配置。土台を作成します。
その上にボストンバッグを載せて、さらにその上に軽くて小さい荷物(リュックサック)を積むのです。
先ほど紹介した「簡単にバランスがとれる2つのコツ」を忠実に守っています。
おかげで安定感は抜群。
写真の荷物で7泊8日の北海道ツーリングができました。
さて、せっかくなのでバイクへの積載に関連した小ワザをいくつかご紹介しておきますね。
まず、ひとつめ。
- 自分の背中側には柔らかい物がくるように積載する
のがおすすめです。
理由は、背中に硬いものが当たると乗り心地が極端に悪くなるからです。
上の写真だとキャンプ道具のバッグが背中に当たるので、寝袋が背中側にくるように中身の配置を調整しています。
地味ですが疲労軽減にかなり効果がありますよ。
ふたつめは、
- 利便性を考えて積載する
です。
何も考えずに積載すると途中で中身を取り出すのが面倒になります。
なので、取り出す頻度が多い荷物はツーリングネットを使って固定します。
ツーリングネットとは、かぶせるだけで荷物を固定できる優れもの。
重い荷物や大きいものはロープなどでキツく固定し、軽くてすぐに取り出したいものはツーリングネットだけで固定しておくのがおすすめですよ。
【ロープできちんと固定】
- キャンプ道具
- 着替えなど
【ツーリングネットで簡単に固定】
- 雨が降った時に使うレインスーツ
- 体温調節用の上着
このようにバランスや利便性を考えると、美しい積載と快適なツーリングが実現します。
3.ツーリングの荷物は適正な道具で積載する

ここまでのおさらいです。
まずは、「1、ツーリングの荷物は“コンパクト”と“兼用”で減らす」
続いて、「2、バイクには“バランス”と“利便性”を考慮した積み方をする」
最後が、
- ツーリングの荷物は適正な道具で積載する
です。
僕が使用している物は、
- ゴムロープ
- ツーリングネット
- タンクバッグ
の3つです。
まずはゴムロープ。
荷物をしっかり固定して土台を作る時に使用します。
ゴムロープは100円均一で買った自転車用のものでも大丈夫です。
そして、ツーリングネットです。
ツーリングネットを選ぶ際に気をつけたいのがサイズです。
ツーリングネットは、大きめ(3L)がおすすめです。
理由は、大は小を兼ねるから。

余ったネットは適当な所に引っ掛けて調整すればいいだけです。
それよりも大きな荷物を簡単に固定できるほうがメリットは大きいので、大きめを書いましょう。
(僕は小さいネットを買って後悔し、買い換えました)
▼今は3Lサイズを愛用!(^ ^)▼
タンクバッグも長年愛用しています。
サイズに悩んだら、5Lくらいを買っておけば日帰りから宿泊までオールラウンドに使えますよ。
▼僕も長年愛用しています!▼
美しく荷物を積載して長距離ツーリングへ出かけよう!
- “コンパクト”と“兼用”で荷物を少なくする
- “バランス”と“利便性”を考慮した積み方をする
- 適正な道具で積載する
ちょっとしたコツを知っておくだけで、数日分くらいの荷物なら簡単にバイクへ積めますよ。
美しく荷物を積載して、長距離ツーリングへ出かけましょう!
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