
どんな業界にもお互いが気持ちよく楽しむ為の礼儀作法がありますが、厄介なことに誰も丁寧に教えてくれません。
知らないだけなのに周りから白い目で見られるなんて悲しいですよね。
なのでこの記事では、僕が10年のバイク歴で学んだ「バイクやツーリングのマナー」をご紹介します。
あくまで僕の経験談に基づくものなので全てが正解とは限りませんが、参考にはなるかなと思います。
バイク業界の印象は、僕たちバイク乗りひとりひとりの行動にかかっています。
相手の気持ちを考えつつ、お互い気持ちよくバイクを楽しめたらいいですね。
【バイクやツーリングのマナー①】挨拶をする

バイクに限らずですが、
- 挨拶はコミュニケーションの基本
です。
「手当たり次第、見知らぬ人に挨拶しよう」
というわけではないので、人見知りの方もご安心ください(笑)
例えば、前を走っているバイクや車に道を譲ってもらって追い越す時などです。
「ありがとうございます!」
という意味を込めて、手を上げて挨拶をするとお互い気持ちがいいですよね。
\この挨拶については多くの方から共感頂けました/
バイクで走ってると峠とかで他のバイクに抜かれる時があります。その時にスッと手を挙げて挨拶してくれる人もいれば、黙って猛スピードで抜いていく人もいる。いや、いいんですよ、どっちでも。その人の自由ですからね。
ただ…
スッと手を挙げてくれるだけで「やだあ、カッコいい」ってなります。— ぺけらいふ (@pekelife_jp) 2018年11月14日
また、他のバイク乗りと目が合った時に軽く会釈してみるのもいいですね。
「あ、どうも」って感じでやると、ほとんどの方が返してくれます。
それをきっかけに会話が始まることもありますよ。
共通の趣味同士で仲良くできたら素敵ですよね。
バイク乗りに限らず、人に挨拶をして怒られることはまずありません。
バイクは目立つのか、結構な確率で人と目が合ったりします。
視線を無視するのもクールでいいのかもしれませんが、笑顔で挨拶すると皆さん返してくれますよ。
そんな一コマもツーリングの良い思い出ですよね。
それを続けていくことで、世間のバイクに対するイメージが少しでもよくなればいいなあと、個人的には思っています。
【バイクやツーリングのマナー②】停める場所に気遣いをする

駐車場での立ち振る舞いは、バイクの印象に大きく関わります。
バイク用の駐車スペースがない場合、どこにバイクを置けば良いか悩みますよね。
僕が悩んだ時によくやるのが、
- 客観的に見て邪魔にならない場所にバイクを置く
です。
例えば、自分が車で来た時のことをイメージして、邪魔にならない場所を探すのです。
そうすれば、車1台のスペースをバイク1台で占領してしまうのは避けたほうがいい、ということに気が付けますよね。
そうなれば、端に寄せたり、少しだけ前後にズラして置くことで、他のバイクも停められるスペースを確保できます。
スペースのど真ん中にドカンとバイクが置いてあるよりは、少々印象は良くなるかなと思っています。
あとは、コンパクトなバイクの利点を活かして、車は停められないような端っこのスペースに停めたりしています。
スペースを空けると、そこへ無理矢理に車を停められたケースもあるようです。その際にバイクに当たって転かされたり、傷つけられることがあるという話を聞きました。難しいところですが、上手く状況を判断する必要があるかもしれませんね。
【バイクやツーリングのマナー③】騒音対策をする

バイクは音が出やすい乗り物です。
なので、
- 騒音で他の人に迷惑をかけないようにする
のが大切です。
消音バッフルを抜いたりなどマフラーを改造することは法令違反なので論外。
ただ、法令を守っていても注意が必要です。
バイク乗りは気にならないマフラー音でも、バイクに乗らない人にとっては「うるさい」と感じることがあり得ます。
だから、住宅街や夜間・早朝といった時間帯では心遣いが必要ですね。
僕も早朝に出発する際は、最寄りの大きな道路までエンジンをかけずにバイクを押しています。
大型バイクだととても大変ですが、これもご近所さんと上手く付き合っていくために必要な心遣いだと思っています。
ちなみに、僕はそもそもマフラーの見た目や音に興味がないのでカスタムをしません。そんなスタイルもあるので参考まで。
【参考】バイクはカスタムするべき?僕が純正(ノーマル)で乗り続ける理由
【バイクやツーリングのマナー④】他人のバイクを勝手に触らない

当たり前のことですが、念のため。
- 他人のバイクを勝手に触ってはいけません
バイク乗りにとってバイクはとても大切な存在です。
どれだけ親しい仲でも、触れる時は一言かけたほういいですよ。
もし跨るなら、シートを蹴らないように最善の注意を払いましょう。
実は、バイクのシートはとても傷付きやすいパーツです。
【バイクやツーリングのマナー⑤】交通ルールを守る

バイクに限らず、当たり前のことなのですが、
- 交通ルールを守れる人のみが乗るべき
です。
バイクは危険な乗り物なので、怖がりながら乗るくらいで丁度良いですよ。
峠を猛スピードで駆け抜けたり、追い抜き禁止の道を堂々と追い抜いたりするバイク乗りもいますが、カッコ悪くて恥ずかしいので真似はしないでおこうと思っています。
本人が危険なのもありますが、それ以上に他のバイクや車を巻き込んで事故を起こすリスクもあります。最悪ですね。
どうしてもスピードを出したいのであれば、サーキットに行くなど工夫をしましょう。
【関連】バイクは危険な乗り物ではない!安全に運転する為のたった3つの心掛け
まとめ
僕が10年のバイク歴で学んだ「バイクやツーリングのマナー」をご紹介しました。
「バイク乗りってカッコいいよね」って言われると嬉しいですよね。
少なくとも僕は、子供の時からマナーを守ってバイクに乗る父さんを見て、「バイク乗りってカッコいい」って思いました。だからバイクに乗っています。
でも、その逆だとすごく残念です。
例えば、「バイクはカッコいいなあ」と思っている子供がいたとして、その子がバイク乗りのマナーの悪さを見たらどう思うでしょうか。
「バイクってうるさいから嫌いだわ」と親が言っているのを聞いたらどうでしょう。
バイク乗りが将来のバイク乗りを減らすことだけはしてはいけないと思うのです。
バイク乗る乗らないに関わらず、お互い気持ちよく過ごせると素敵ですよね。