「キャンプの夜をもっと楽しみたい」
「キャンプならではの雰囲気をもっと演出したい」
この記事はそんな方に向けて書いています。
キャンプに慣れてくると、マンネリ化してしまって新しい刺激が欲しくなりますよね。
そんな悩みを解決してくれるのが「ガソリンランタン」です。
ガソリンランタンを使うだけで、非日常感を簡単に演出できますよ。
いつものキャンプが数段階グレードアップすること間違いなしです。
これからその魅力をたっぷりご説明していきますね。
ガソリンランタンの4つの魅力
1.ガソリンランタンの不便を楽しむ
と思いますよね。
たしかにLEDは便利です。ボタンをポチッと押すだけで灯りを確保できますからね。
でも、なんか味気ないかなと思うんです。
僕たちは日常から離れた時間を楽しむためにキャンプをするわけですよ。
ならば、灯りにもちょっとした非日常を求めてもいいのではないでしょうか。
詳しい使い方は後ほどご紹介しますが、ガソリンランタンには、
- マントル(発光体)を装着して空焼きする
- ホワイトガソリンを入れる
- ポンピングして着火する
という行程が必要です。いわば儀式ですね。
点灯までに多少の手間がかかりますが、それは決して面倒ではなく楽しめるものです。
- あえて不便を選択する贅沢
がガソリンランタンにはあります。
例えるなら、ガスではなくて、焚き火のほうがいいように。
自宅ではなくて、テントで寝るほうがいいように。
非日常を楽しむ方法として、(LEDライトよりも)ガソリンランタンは優れているのです。
2.ガソリンランタンの灯りは空間をデザインしてくれる
いいえ、ガソリンランタンは手間がかかるだけではありません。
手間をかけた分だけ価値を提供してくれる素晴らしい道具です。
その価値とは、
- LEDライトよりも明るくて温かい光
です。
まず、ガソリンランタンはLEDライトと比べても段違いに明るいです。
手元もしっかり見えるので、日が落ちても不自由なく料理などを楽しむことができます。
僕のガソリンランタンを見た隣のキャンパーさんたちが、
と話していたのを僕は聞き逃しませんでした。他人が羨むほど明るいという好例ですね。
また、ガソリンランタンの灯りは、LEDのように白くて機械的なものではありません。
少し黄色みがかかった上質な灯りです。
雑誌とかでよく見る、オシャレな部屋には間接照明が置いてありますよね。
蛍光灯の真っ白な光で明るくしてしまうと落ち着いた雰囲気がでません。
ガソリンランタンの灯りも間接照明と同じで、空間をデザインする光なのです。
3.ガソリンランタンは音で癒してくれる
ガソリンランタンは、耳でも楽しめます。
灯りを付けると「ゴーッ」という独特の音がするんですよね。
その正体は気化したホワイトガソリンの燃焼音。
「あー、ガソリンランタン使ってんなー」
と、しみじみ感じます。
(たまにうるさいという人もいますが、僕は好きな音です)
素敵な音はキャンプの雰囲気を盛り上げてくれますよね。
焚き火がパチパチと爆ぜる音を聞いていると癒されますが、それと似ています。
4.ガソリンランタンは半永久的に使えます
僕が現在使っているのは、1992年のガソリンランタンです。
約30年前の物ですが、何ひとつ問題なく使えています。
理由は簡単で、
- 作りがシンプルだから長持ちする
のです。
素人の僕でも分解して掃除できますし、消耗部品を取り替えることもできます。
機械式時計もそうですが、アナログなものは長く使える傾向が強いですね。
電子制御とか現代っぽい部品が入り出した極端に道具は寿命が短くなります。
ガソリンランタンは、半永久的に愛用できる道具です。
次世代に受け継がれながら使われています。
初めてのガソリンランタンは「コールマン286A」がおすすめ
初心者におすすめのガソリンランタンは、
- コールマンの286A
です。
僕もこのガソリンランタンを使用しています。(僕のは年式が古いので少しデザインが違いますが286Aです)
このガソリンランタンが素晴らしい理由は3つ。
- 世界中でのロングセラーモデルなので部品の入手が簡単
- 必要十分なスペック
- 1万円台で購入できる
僕が持っている30年間の286Aが問題無く動いていることからも、耐久性は疑いようがありませんね。
特筆したいのは「部品の入手が簡単」ということです。
使い続けるには消耗品の補充が欠かせませんからね。
コールマンの286Aなら、一般的なホームセンターでも消耗品(マントルやジェネレーター)が手に入ることがあります。
世界中で使われており、昔から仕様がほとんど変わっていないコールマンの286Aだからこその特典です。
先ほどお話ししたとおり、明るさも申し分ありません。
1~3人分のサイトを照らすなら十分なスペックです。
そんな素晴らしいガソリンランタンなのに、1万円台で購入できてしまいます。
コールマンの286Aは、ガソリンランタンの中でもコストパフォーマンスの良さがトップクラスなのです。
ガソリンランタンが初めての方は、使用予定日よりも早めに買っておきましょう。
前もって自宅で点火の手順を確認するために試運転をしておいたほうがいいですよ。
現地に着いてからぶっつけ本番でやると、思いがけない失敗をしてキャンプを楽しめませんからね。
燃料がタンクから溢れたとか、マントルが上手く付かないとか……結構ありがちです。
ガソリンランタンの使い方
使い方は、コールマンの公式サイトに動画が掲載されています。
とてもわかりやすい内容です。
この動画を見ただけで、まったくの初心者の僕でも点火、使用できました。
動画をご覧になってみてください。
なぜかワクワクしてきませんか?
ガソリンランタンは吊るすのがおすすめ(道具は自作できます)
ガソリンランタンを購入すると「ガソリンランタンをどこに置くか」で悩みます。
結論から言うと、ガソリンランタンは置くよりも吊り下げたほうが光が上手く広がって良いです。
となると、ガソリンランタン専用のスタンドが必要だと思いますよね。
ただ、それなりのお値段がします。
なので僕は、カメラ用の三脚を流用しています。
使用するのは、
- コンパクトに収納できる三脚(2,000円くらい)
- S字フック(100円均一でも買えます)
に2つのみです。
▼僕が使用している三脚▼
作成方法は、三脚の台座のところにS字フックを引っ掛けるだけです。
ペンチで調整、針金で固定など途中で取れないように工夫をしてくださいね。
あとは、現地でガソリンランタンをフックに吊るすだけで効率的に光が広がります。
三脚は足が収納できて嵩張らないし、キャンプの時以外はカメラを取り付けて本来の使い方もできるので一石二鳥なのです。
三脚の正しい使い方ではありません。作成および使用は自己責任でお願い致します。
孫の世代まで使えるガソリンランタンを育てよう!
長年ともに過ごした道具は独特の雰囲気を持ちますよね。
思い入れのある道具を育てるために、今から使い始めるのがおすすめですよ。
半永久的に使えるので、買っておいて損はありません。
ガソリンランタンで、
「キャンプの夜をもっと楽しみたい」
「キャンプならではの雰囲気をもっと演出したい」
を叶えてしまいましょう!
▼半永久的に使える世界的ロングセラー▼
僕も使用している、オーソドックスなガソリンランタンです。初めてガソリンランタンを購入する方はこれを選んでおけば安心ですよ。
▼必ず必要な消耗品(マントル)▼
発光体です。カラ焼きの後は非常に壊れやすくなります。破れたら交換する必要があるので、予備を準備しておきましょう。
▼燃料はホワイトガソリンです(1Lで2晩は使えます)
基本的にホワイトガソリン以外は使用できません。(特殊なガソリンランタンを除く)
▼燃料を適量だけ入れるための道具(あると便利です)▼
ガソリンランタンは、タンク内へ8割くらいの燃料を入れるのがベストです。少なすぎるとすぐに燃料が切れるし、逆に多すぎると内圧が不足して燃料が供給できず灯りがつきません。ガソリンフィラーはタンク内に適量の燃料が入ると自動で止まる優れものです。