中古バイクの不安解消!選び方、メンテナンス、トラブル対処法【20年落ち3台に乗った結論】

中古バイクって実際どうなの?
  • 中古バイク選びで失敗したくない
  • 中古バイク購入後のメンテナンスは何をすればいいの?
  • ツーリング中に壊れたときの対処法が知りたい?

中古バイクは、(一部を除き)低価格ですし、生産終了車種も買えるので、選択肢が増えます。これは大きなメリットです。

しかし、以下3つのデメリットもあります。

  • 良い状態の個体を選ぶのが難しい
  • 丁寧なメンテナンスが必要
  • 壊れるリスクが高い

そこでこの記事ではデメリットの対処法として、「中古バイクを選び方、メンテナンス方法、トラブル対処法」を紹介します。

12年間、20年落ちの中古バイクだけを3台乗り継いだ経験に基づく内容ですので、この記事を読めば、あなたの「中古バイクの不安」を解消できます。

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中古バイクの選び方【注意点を知ればハズレはひかない】

中古バイクを選ぶ際の注意点は以下5つです。

  • 信用できるお店で購入する
  • 走行距離、年式を確認する
  • 修復歴の無いものを選ぶ
  • エンジンとサスペンションの状態が悪い個体を避ける
  • 消耗品の状態を確認する

信用できるお店で購入する

良い中古バイクに出会えるかどうかは、どのお店で買うかでほぼ決まります。

バイクの内部(エンジン内の状態、メーターの付け替えなど)を購入前に確認することは難しく、ここはお店を信用するしかないからです。

では、信用できるお店とはどんなお店でしょうか?

僕は次のようなお店だと考えています。

  • 接客態度が良い
  • 保証が手厚い
  • 口コミが良い

接客態度が良い

細かい質問にも誠意を持って答えてくれるお店を選んでください。そのほうが購入後も気軽に相談できるので安心できます。

また、購入前にエンジンをかけて貰えるかどうかも判断基準になります。

エンジン始動を渋るということは何か不調(異音等)があるかもしれないので、僕なら買うのをやめます。

ぺけらいふ
ぺけらいふ

少し無愛想でもお客さんを第一に考えてくれるお店もあるので、慎重な判断が必要

保証が手厚い

購入時にいくら状態が良くても、中古である限り急な故障リスクは新車よりも高いです。

そこで、購入後でも不具合に対応してもらえる保証が重要になります。

保証期間や保証走行距離、保証内容を確認し、できる限り保証が手厚いところで購入したいところです。

保証が手厚いということは、品質に自信があるともとれます。

また、保証が切れた後も購入したバイクの整備を継続して請け負ってくれるお店ならさらに安心です。

【参考】大手のレッドバロンは以下の保証です。

  • 【中古車】初年度登録7年以内:6ヶ月または6,000km(レッドバロン保証)※
  • 【中古車】初年度登録8年以上:1ヶ月または1,000km(レッドバロン保証)※

※いずれか早く到達するまで

ぺけらいふ
ぺけらいふ

僕は3台目のバイクをレッドバロンで購入し、この保証でクラッチのオイル漏れ(通常修理1万円ほど)を無料で対応してもらいました

口コミが良い

今の時代、いい加減な対応をしているお店には悪い口コミが付いています。

逆に口コミが多く、評価も高いお店は信用できるお店の可能性が高いです。

お店の候補が決まったら、必ず知り合いやネット上の口コミを確認するようにしましょう。

ぺけらいふ
ぺけらいふ

大手チェーンの場合、各店舗で評判が違うので口コミは店舗ごとに確認!

お店選び失敗談

以前乗っていた中古のZRX400は、信用できないお店で購入してしまいました。

少し違和感を覚えつつも、好みの車体が安く売られていたため購入したのが間違いでした。

結果、納車後すぐにウインカーが脱落したり、パーツ固定のネジが数本なかったり、クラッチワイヤーが切れたりと、初期段階はトラブル頻発。

この後で紹介するメンテナンス方法を徹底し、良好な状態まで回復させましたが、時間もお金も相当かかりました。

「中古バイクは店選びが重要」ということを痛感した経験です。

お店選び成功談

現在乗っている20年落ちのXJR1300はレッドバロンで購入しました。

購入時のスタッフは、丁寧に状態を説明してくれ、こちらが依頼せずともエンジンをかけてくれました。

レッドバロンは店舗数が多いので、店舗ごとに質のバラつきがありますが、良いスタッフにあたると中古バイクでも気持ちよく購入・維持できます。

実際、僕が乗っているXJR1300は20年落ちで購入してから6年以上、トラブルなく快調に走り続けています。

レッドバロンでバイクを購入・買取する流れやメリット、デメリットは「レッドバロンでバイクを購入する前に知るべき5つのこと【後悔しないための凝縮解説】」で詳しく紹介しています。

走行距離、年式を確認する

中古バイクは、前オーナーの乗り方や保管方法で状態が大きく変化するので、「何年落ちまでなら大丈夫」「何万キロ走行までなら安心」という基準はありません。

実車を自分の目で確認し、店員と会話して状態を判断しましょう。

…と言っても、慣れてない方は「どう確認して、店員とどんな話をすれば良いの?」と困ると思います。

あくまで個人的な見解ですが、「年式に対して極端に多いまたは少ない走行距離ではない(年間1,000〜5,000kmくらいまで)個体」は、状態が良い可能性が高いです。

バイクは定期的に走っているほうが良い状態を保てるので、「10年落ちでほぼ放置されていた、走行距離は数千kmの個体」よりも「10年落ちだけど毎年3千km走っていた、走行距離3万kmの個体」のほうが、僕は興味があります。

店員には「どんな経緯でその走行距離になっているか」を確認しましょう。前オーナーのことを知っているかもしれません。

ぺけらいふ
ぺけらいふ

定期的に走っていれば、継続的にメンテナンスされている可能性も高いです

「10年落ちなのに数千kmしか走ってない個体」でも、きちんと整備されていて状態が良い場合があります。その個体が今まで辿ってきた経緯と現状を見ながら判断しましょう。

バイクのメーターは簡単に交換(走行距離改ざん)できてしまうので、信用しすぎは禁物。必ず車体全体の状態と合わせて判断してください。

そういう意味でも、信用できるお店での購入が安心です。

修復歴の無いものを選ぶ

修復歴があるバイクは、「メインフレーム(ハンドルストッパー、シートレールを含む)に修復を施したバイク」です。

フレームはバイクの核となるパーツなので、ここに修復歴があると、走行中にハンドルがブレるなど大変危険です。

低速走行のときは問題なく、高速走行になると症状が出るというケースもあり、最悪の場合は転倒・事故につながります。

基本的に修復歴のないものを選んでください。

ぺけらいふ
ぺけらいふ

事故をしたバイクでも、フレームに損傷がなければ「修復歴なし」となることに注意です

エンジンとサスペンションの状態が悪い個体を避ける

XJR1300エンジン部

エンジンとサスペンションは購入前に状態の確認が必須です。

まずエンジンは、異音やオイル漏れはないかを確認します。

エンジンをかけてくれないお店は、この確認ができないので避けたほうが無難です。

サスペンション(前後のタイヤに付いています)は、外観と動きを確認します。インナーパイプに傷や錆はないこと、オイル漏れがないこと、ふわふわした感触がなくゆっくりスムーズに動くことを確認しましょう。

インナーパイプに傷や錆があると、オイルシールを傷つけるので、オイル漏れの原因となります

消耗品の状態を確認する

バイクは消耗品の塊です。

購入後すぐにたくさん交換すれば、せっかく中古で安く買ったのに、トータルで高い出費になってしまいます。

主な消耗品を以下にまとめます。

納車までにどれを交換してくれるか、交換しない場合はあとどれくらい持つかを店員に確認しておきましょう。

  • タイヤ
  • ブレーキパッド
  • スパークプラグ
  • エンジンオイル
  • オイルフィルター
  • バッテリー
  • エアフィルター
  • ドライブチェーン&スプロケット
  • ブレーキオイル(油圧式の場合)
  • クラッチオイル(油圧式の場合)
  • クーラント(水冷エンジンの場合)
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中古バイクのメンテナンス方法

バイクを磨いている様子

実は、新車も中古バイクも日頃のメンテナンス内容は変わりません。

ただし、中古の場合は多少の異変でも大きな問題に直結するリスクが高いので、新車よりもメンテナンスの頻度を増やしたほうがいいです。

僕がやっていることは以下の2点です。

  • 洗車する(磨く)
  • 消耗品を適切になタイミングで交換する
ぺけらいふ
ぺけらいふ

消耗品の交換(オイルなど)も少し早めに対応したほうが古い車体に優しいです

まずは異変に気づくことが最重要なので、とにかくバイクを磨いてよく観察するのが一番です。

そして早めに対応すること。

「早く気づき、すぐ対応」。これを徹底するだけで中古バイクでもトラブルのリスクをグンと減らせます。

バイクの磨き方は「バイクメンテナンスって何をすればいいの?初心者でも簡単にできる整備まとめ」で詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。

乗ったら磨く、ケチらず交換

僕はバイクに乗ったら、ガソリンを満タンにして、磨いて保管することを習慣にしています。すぐに異常を察知できるし、なによりも次に乗るときに気分がアガります。

また、消耗品はケチらず交換することを心掛けています。自動販売機でジュースを買うのすら(もったいなくて)躊躇する僕ですが、バイクに関して財布の紐はめちゃくちゃ緩いです。必要経費だと割り切っています。

そのおかげで、12年間、20年落ちの中古バイクを3台乗り継いでも、大きなトラブルなくバイクを楽しめています。

トラブル対処法【JAF加入が最適解】

慎重に選んで、丁寧にメンテナンスしても、残念ながら中古バイクは壊れる時は壊れます。

走行不能になることもあり、これが自宅や近所ならまだいいですが、ツーリング先だと対処には膨大なお金、時間、労力がかかります

このリスクにビクビクしながら中古バイクに乗りたくないので、僕はJAFに加入しています。

JAF会員なら、パンク、バッテリー上がり、ガス欠、レッカー移動などが365日24時間無料で何度でも対応してもらえます。

「困ったらJAFに電話して助けて貰えばいい」

この安心感はホンモノです。

ぺけらいふ
ぺけらいふ

10年以上、JAF会員であり続ける僕が断言します。中古バイクにおけるトラブル対処法の最適解はJAFです

JAFは今すぐ入っても損しない!

JAFは「人」にかかる稀有なサービスなので、レンタカーや友人の車など、バイク以外のトラブルでも、JAF会員のあなたが乗っていればロードサービスが適用されます。

さらにJAF会員は全国約47,000カ所で割引・特典が受けられます。普通に生きているだけで割引・優待の利用機会があります。(僕は月一回以上利用)

ぶっちゃけJAF年会費4,000円分は余裕でペイできていて、それ以降は割引・優待を使う分だけ得している状況です。

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JAFのメリットについては以下でもれなく紹介しています。
»JAFに入会する3つのメリットと年会費を実質無料にする方法【会員歴12年のヘビーユーザーが解説】

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