北海道ツーリングには、気温の変化、フェリー利用、キャンプ泊、大量の荷物積載など、慣れない要素がたくさんあります。
慣れないばかりに、僕は「くそう…あれを持ってきていればこんな辛い思いをせずに済んだのに…」という瞬間が多々ありました。
そこでこの記事では、北海道ツーリングに役立った持ち物を以下のシーンごとに紹介します。
- 服装
- フェリー
- キャンプ
- 積載
この記事に書いてある物を準備して北海道ツーリングに出かければ、「あれを持ってきていれば…」という瞬間が劇的に減ります。
この記事の信頼性
僕は、北海道へ何度も通ってバイクで走り回り、北海道が好きすぎて8年間住みました。北海道でのバイク走行距離は50,000kmを超えます。
この記事は、北海道に通う人と居住者の両方の視点で、濃厚な情報をお届けします。
北海道ツーリングで役立った持ち物|服装編
北海道は、寒いです。
でも、気温の変化も激しくて、夏場は30度を超える時もあります。
そんな「寒さ」と「気温の変化」に対応するために役立った物が以下です。
- Burtonの厚手パーカー
- 防水グローブ
- ユニクロのウルトラライトダウン
- シンプソンのジャケット
Burtonの厚手パーカー
たった1枚で大きな防寒効果を発揮したのが、Burtonの厚手パーカーです。
スノーボード用ですが、暖かさと撥水性能がツーリングに最適すぎました。
このパーカーのすごいポイントをまとめると次のとおり。
- 生地は厚めで内側は起毛仕様でめっちゃ暖かい
- 手や裾が長めに作られていてライディングポジションに合う
- 撥水加工で多少の雨でも安心かつ汚れにくい
- シンプルなデザインなので普段使いもしやすい
9月下旬に北海道ツーリング(1週間)した時は、バイク移動時も就寝時もずっとこのパーカーを着ていました。たくさん着込む代わりに、これ1枚で済むので動きやすいのが助かりました。
「北海道ツーリングに備えて厚手の服が1枚欲しい」という人は、これを買っておけば後悔しません。
北海道ツーリング以外の日常生活でもかなり使えます。
北海道に住んでいる間、真夏以外は部屋の中やちょっと外出する時に高頻度でこのパーカーを着ていました
防水グローブ
北海道ツーリングは長期の旅なので、雨に降られることもあります。
カッパを着ない人はいないと思いますが、意外と対策を忘れがちなのがグローブ。
手が濡れると北海道の寒さで冷えてかじかみ、ツーリングが地獄と化します。
ツーリング専用の防水グローブは値段が高いので、100均の材料で自作しておきましょう。
用意するものは下の2つだけです。
- 防水手袋(キッチン、掃除用)
- 軍手
作り方は簡単で、防水手袋の中に軍手を入れるだけです。
知っておくと現地でも材料を調達して作れます!
手は濡れませんが、めちゃくちゃダサいのと通気性が皆無なのがデメリットです。
見た目や快適さを重視したい人は、市販の防水グローブを買いましょう。
ユニクロのウルトラライトダウン
言わずと知れたユニクロの人気商品ですが、北海道ツーリングでの貢献度は特筆に値します。
インナーとして着込めば、サクッと空気の層を作ってくれて体感温度が爆上がり。
にもかかわらず、500mlペットボトルより小さく収納できるという神仕様。
このレベルの保温機能を持つ服は嵩張るので、ウルトラライトダウンに差し替えるだけで、荷物がぐんと減ります。(ウレシイ!)
北海道の過酷な気温変化に対応、コスパ抜群!
シンプソンのジャケット
厚すぎず、薄すぎずという絶妙な生地なので、中に着る服を変えることで、北海道でもオールシーズンに対応してくれました。
背中のSIMPSONというデザインがお気に入りで、かれこれ8年愛用していて、夏以外はこれを着てバイクに乗っています。
このジャケットについては以下で詳細なレビューをしています。
»バイクに合う!冬はSIMPSON(シンプソン)のジャケットがおすすめ!
北海道ツーリングの服装の注意点は以下にまとめています。(9月に実際にツーリングした服装も公開しています)
»北海道ツーリングの服装で大切なこと(9月下旬の体験談あり)
北海道ツーリングで役立った持ち物|フェリー編
フェリーは、北海道ツーリング時に高確率で利用する乗り物です。
ここでは、船内で快適に過ごすために役立つ持ち物を紹介します。
- クロックス
- アネロン(酔い止め)
- 耳栓
- Kindle Unlimited
これらがあるのとないとのでは、快適さに大きな差が出ます!
クロックス
バイクブーツを履いたままでは、船内でくつろげません。
就寝時やお風呂など靴を脱ぐ機会も多く、もはやクロックスはフェリー利用時の必需品と言っても過言じゃないです。
普通のスリッパでもいいですが、ここは少し投資してクロックスを購入するのがおすすめ。
つま先の保護と踵の固定ができるクロックスのほうが、汎用性が高くて何かと便利です。
クロックスなら、北海道ツーリング中のキャンプや宿周りの散歩にも使えます!
アネロン(酔い止め)
フェリーは何時間、何十時間も揺れているので酔います。
バス、電車、車、ジェットコースターなど日常生活のあらゆる乗り物に酔わない僕が、北海道に向かうフェリーでは酔うんだから、フェリーの揺れはなかなか手強いです。
船内で優雅に過ごしたいなら、酔い止めを飲むに越したことはありません。
酔い止めなら、アネロン一択です。
波のある日の小型船(釣り船)でも酔わなかったほど、よく効く酔い止めです。
耳栓
フェリーには色んな人がいます。
「深夜なのにテレビを見続けて安眠を妨害してくるおじさん」、「一晩中大音量のいびきを聴かせてくるおじさん」。
なんか変なおじさんばっかりですが、実際に僕がフェリーで遭遇した人たちです…
フェリーは部屋やベッドが指定なので、騒音があっても逃げ場がありません。
そこで耳栓です。
この小さな道具がひとつあるだけで、イライラも寝不足も消えてなくなるので、忘れずにカバンに忍ばせておいてください。
もしフェリーで使う機会がなくても、宿泊先や読書や仕事など使い道は無限にあるので無駄になりません。
僕が普段使いしている「Quietide耳栓Q4シリーズ」は、長時間使用しても耳が痛くならない、寝返りをうっても外れない、遮音性が高い、イチオシの耳栓です。
Kindle Unlimited
船内はスマホの電波がほぼないので、何も準備せずに乗船してしまうとマジで暇です。
電子書籍の読み放題サービスであるKindle Unlimitedは、船内の暇つぶしにおすすめ。
事前にダウンロードしておけば、電波がない船内でも雑誌や小説などが読めます。
電子書籍なので、雑誌や本で荷物が増えないのが嬉しい!
バイクや旅、カメラ、キャンプなど北海道ツーリングに関連した、以下のような情報誌が多数ラインナップされているので、移動しながら情報収集が可能。
- BikeJIN/培倶人
- デジタルカメラマガジン
- るるぶ
- GARVY(ガルビィ)
多くの雑誌が対象なので、あなたが普段読んでいる雑誌も対象かも…
※上記はほんの一部です。変更の可能性があります。
初回30日間は無料なので、無料期間だけでも読み漁ってみてください。
読み放題で読めるバイク雑誌の種類については以下で詳しく解説しています。
»おすすめバイク雑誌14選と無料で読む方法【各誌の特徴をわかりやすく解説】
北海道ツーリングのフェリー利用に関する注意点などは以下で解説しています。フェリーを初めて利用する人は事前に読んでおくと快適な船旅になります。
»北海道ツーリングのフェリー利用方法【航路選択、予約、持ち物、乗船手順】
北海道ツーリングで役立った持ち物|キャンプ編
正直、北海道ツーリングをするなら、キャンプをしないと損です。
景色、料金、施設、どれをとってもハイクオリティのキャンプ場が、あちこちにあります。
必要なキャンプ道具については、以下でおすすめ商品を一式丸ごと紹介しています。バイク積載を加味して、カバン一つにまとまるラインナップです。
»11年かけて厳選したキャンプツーリング道具一式を紹介!コンパクトでコスパ抜群なバイク乗り向け製品
以下では、その中でも北海道ツーリングで特に役立つものを抽出して紹介します。
- インナーシュラフ
- エアーマット
- 防水シート
インナーシュラフ
北海道でキャンプをする場合、とにかく防寒が大切です。(北海道の夜は冗談抜きで寒いです)
寒い中でも快眠するために、インナーシュラフの導入がおすすめです。
インナーシュラフとは、寝袋の中に仕込むサブの寝袋みたいなもので、これがあるだけでポカポカして体感温度が格段にアップします。
気温が高いときは簡易的なかけ布団として使ってもいいですし、枕としても使える便利アイテム。
僕が長年愛用しているのは、イスカのインナーシュラフです。
コンパクトさ、暖かさ、低価格を兼ね備えた逸品。
インナーシュラフが欲しい人は、これを買えばまず間違いないです。
「モンベルのダウンハガー#5」と「イスカのインナーシュラフ」を組み合わせれば、9月下旬の北海道でも快眠できました
エアーマット
銀マットは一般的かつ安価ですが、嵩張るのが最大のデメリットです。
ただでさえ多い北海道ツーリングの荷物に、銀マット分の容量追加はなかなかツラい。
その点、エアーマットなら超コンパクトだし、寝心地もランクアップするので、ぶっちゃけエアーマット一択だと思っています。
僕は、モンベルのエアーマットを愛用しています。
かれこれ8年間使い倒していますが、さすがモンベル、穴が開くこともなく快適に使えています。
コンパクトさ、寝心地ともに最高です。
少々値段が高いですが、寝具は翌日のパフォーマンスに影響するので、お金をかける価値は十分にあります。
防水シート
キャンプの際に意外と役立つのは、「ロゴスの防水マルチシート」です。
便利すぎて10年以上も愛用しています
使用例は以下のとおり。
- 単純にシートとして使う
- 荷物をくるんで雨や汚れから守る
- 簡易的な屋根にする
- テント下のグランドシートにする
畳むと嵩張らないし、とにかく使い道が多いので1枚あると、あらゆる場面で役立ちます。
北海道のおすすめキャンプ場
以下で北海道でおすすめのキャンプ場を紹介しています。北海道ツーリングの計画を立てる際の参考にしてみてください。
»北海道ツーリングにおすすめのキャンプ場10選!
北海道ツーリングで役立った持ち物|積載編
北海道ツーリングでは大量の荷物をバイクに積載することになります。
ここでは積載がとても楽になる道具を紹介します。
- 大きめのツーリングネット
- カラビナ
大きめのツーリングネット
北海道ツーリングに使うツーリングネットは、絶対に大きめのサイズを買ってください。絶対です。
ツーリングネットに関しては確実に、大は小を兼ねます。
迷ったらとりあえず僕が愛用している、60cm×60cm(3Lサイズ)がおすすめです。
そこまで大きくない荷物を固定する時も、余った部分をどこか適当なところに引っ掛ければ、いくらでも調整できます。
30cm×30cm(Mサイズ)とか40cm×40cm(Lサイズ)では、膨大な北海道ツーリングの荷物を固定するには小さすぎます。
僕はLサイズを購入して大後悔し、この3Lサイズを買い直しました…
カラビナ
カラビナはいくつか用意しておくと便利です。
荷物にクロックスなどを引っ掛けたり、ゴムロープなどを引っ掛ける場所を作ったり、アイデア次第で色々と使えました。
嵩張るものではないので荷物に忍ばせておくのがおすすめです。
バイクに荷物を積載するコツは以下で詳しく解説しています。
»【美しく積める】バイクに荷物を積載するときの秘訣3選
まとめ
北海道ツーリングの各シーンごとに役立った物を紹介しました。
全て僕の実体験に基づいた情報なので、参考になるはずです。
北海道ツーリングのやり方については、以下で網羅的に解説しています。これから計画を立てる人にとって有益な情報がたくさんありますので、あわせてお読みください。
»【完全保存】北海道ツーリングのやり方を徹底解説!日程、費用、持ち物、ルートの詳細まで公開
北海道ツーリングのトラブルに格安で備える方法|JAFがおすすめ
北海道ツーリングのような数日の長旅では、バイクトラブルに遭遇する可能性も高くなります。
せっかくの長旅をトラブルで台無しにしないために、僕はJAFに加入しています。(JAF会員12年目)
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