北海道は素晴らしいキャンプ場の宝庫です。
しかし、たくさんあるからこそ「どのキャンプ場がいいの?」と悩んでしまいがち。
そこでこの記事では、実際に利用して「このキャンプ場は北海道ツーリングに間違いなくおすすめだ!」と感じた場所だけをご紹介します。
北海道ツーリングが楽しすぎて、北海道に移住までした僕が推すキャンプ場なので、キャンプ泊を予定している人はここから選べばまず後悔しません。
昨今のキャンプブームで、利用料金やルールが変更になっている可能性があります。キャンプ場を利用する際は、事前にご確認ください。
キャンプツーリングで僕が愛用している道具一式は「11年かけて厳選したキャンプツーリング道具一式を紹介!コンパクトでコスパ抜群なバイク乗り向け製品」で詳しく解説しています。カバン一つにまとまるコンパクトさと実用性を兼ね備えた至高の品です。
本記事で紹介するキャンプ場の場所一覧
- 道北エリア
- ・兜沼公園オートキャンプ場
・みさき台公園キャンプ場
・朱鞠内湖畔キャンプ場 - 道東エリア
- ・和琴半島湖畔キャンプ場
・呼人浦キャンプ場
・国設知床野営場
・オンネトー野営場 - 道央エリア
- ・星に手のとどく丘キャンプ
・判官館森林公園キャンプ場
・ニセコサヒナキャンプ場
各キャンプ場から近い絶景スポットは以下で詳しく紹介しています。
»バイクと撮影可能!北海道ツーリングで行くべき絶景スポット21選【全て網羅するルートと撮影機材も公開】
バイクに合うキャンプ場の条件
以下のいずれかを満たしているキャンプ場は、経験上、バイクによく合います。
- 乗り入れ可能
- 温泉が近くにある
この記事で紹介しているキャンプ場は、上の条件のうち1つ以上を満たしています。
乗り入れ可能
「乗り入れ可能」は、ご飯を食べて、お酒を飲んで、ぼーっとして、寝て、起きてを愛車のそばでできるという、バイク乗りにとって超ウルトラ級にウレシイ条件です。
荷物の積み卸しが楽チンという、実用的なオマケまでついてきます。
僕がキャンプ場を選ぶときは、まずこの条件を満たしているか否かを確認します。
温泉が近くにある
風呂に入ってさっぱりした後にアウターを着て、ヘルメットを被って、ブーツを履いて、バイクで長時間走ってキャンプ場に戻るのは避けたい。
なので、キャンプ場はお風呂の近くであればあるほど幸福度が上がります。
一番の理想は、バイクに乗ることなく、徒歩で行ける距離にお風呂があること。
気になるキャンプ場を見つけたら、温泉の位置をリサーチするまでがセットです。
道北エリア
兜沼公園オートキャンプ場
自然に囲まれた閑静なキャンプ場。
敷地内は乗り入れ可能で、広々かつ状態の良い芝生サイト内の好きな場所にテントを張ることができます。
トイレなどの設備はとても綺麗で清潔感は抜群。
キャンプ場の利用料は大人1名410円(2017年利用時)。
温泉と買い出しの場所がバイクで30分ほどかかる豊富の町になることに少し注意です。
町から少し離れますが、その分静かでサイトの雰囲気が良好です
豊富の町にある豊富温泉はやや遠いが行く価値あり!
豊富温泉は世界的にも珍しい石油を含んだ温泉。皮膚疾患に悩む方々からは「奇跡の湯」と呼ばれるほど、高い効能があると言われる温泉です。
独特の匂いがあり、他ではなかなか体感できない湯を堪能できます。
町が運営するふれあいセンター(豊富温泉)の入浴料は大人510円です。(2017年利用時)
- 雰囲気が良くて閑静なサイト
- 豊富温泉が楽しめる
- 乗り入れ可能で自由度が高い
みさき台公園キャンプ場
道の駅「ロマン街道しょさんべつ」の真横(徒歩1分以内)にあるキャンプ場です。
道の駅の向かいには温泉があるので、テントを出てすぐお風呂に入れるのが嬉しいポイント。
食事も道の駅で済ませることができ、冷たいビールも簡単に入手できてしまうという、必勝パターンが整っています。
さらに予約不要で利用料は無料、サイトは利尻富士が見える絶景スポットという、まさに夢のようなキャンプ場です。
テントを張る芝生の場所に乗り入れはできませんが、駐車場が目の前なので、体感は乗り入れ可能と遜色ないです。
サイト下の鳥居がある場所は、夜になると星空が綺麗に見えます
- 食事、風呂、買い出しの全てが徒歩圏内
- 利尻富士などの絶景が見える
- 無料
朱鞠内湖畔キャンプ場
朱鞠内湖の畔にあるキャンプ場です。
景色良し、乗り入れ可、焚火可能の好条件で、施設内にシャワーがあるのも便利です。
管理棟で薪が購入できるので、荷物制限のあるバイクでも気軽に焚き火を楽しめます。
トイレや流し等の設備は綺麗で、安心して宿泊できます。
利用料は大人1名600円です。(2020年利用時)
焚き火のやり方や道具は以下で詳しく紹介しています。
»キャンプ初心者でもできる焚き火のやり方【後処理の方法、マナー、道具積載のコツも解説】
- 景色良し
- 焚火可能(焚火台必要)
- シャワー設備あり
- 乗り入れ可(乗り入れ禁止エリアあり)
道東エリア
和琴半島湖畔キャンプ場
屈斜路湖の畔にある閑静なキャンプ場。
湖のすぐ近くにテントが張れるので、素晴らしい景観の中で宿泊できます。
ただし、石ころがあるゴツゴツしたサイトなので、テント内に敷くマットは厚手のものがおすすめです。
サイト内はバイクの乗り入れが可能。
利用料は大人1名450円です。(2017年利用時)
最大の特徴は、サイトから歩いて数分の無料露天風呂を利用できることです。
屈斜路湖を眺めながら天然温泉に浸かれば、旅の疲れも一瞬で癒やされます。
露天風呂には洗い場や石鹸はありません。浸かってゆっくりするのがメインで、1日の汚れを落とすお風呂の代わりにするのは少し難しいです。
また、簡易的な脱衣小屋がありますが、ロッカーはなく男女の区別もないので貴重品管理に注意が必要です。
- 乗り入れ可
- 徒歩圏内に無料の露天風呂あり
- 眺めが良い
呼人浦(よびとうら)キャンプ場
網走湖の畔にあるキャンプ場です。
湖の方角に日が沈むので、綺麗な夕日を堪能できることでも有名です。
綺麗な流しとトイレがあって居心地が抜群なのに、利用料は無料。
北海道は素晴らしいキャンプ場の宝庫と言われるのは、呼人浦キャンプ場のような場所が多くあるからです。
サイトまでは舗装路が続いているのでバイクでの進入が可能で、テントのすぐそばに停められます。
夕日、湖、バイク、テントという旅感あふれる映え写真が簡単に撮れますよ。
温泉もコンビニもバイクで数分の距離にあり、利便性も申し分なし。
湖のそばなので夏場は蚊が大量発生します。虫除け等の対策をするのが無難です
- 無料
- コンビニ近い
- 温泉近い
- 乗り入れ可(舗装路のみ)
- 景色が良い
国設知床野営場
知床半島の観光拠点としておすすめなキャンプ場。
サイト内に乗り入れはできませんが、サイトの目の前にバイクを停められます。
閑静なサイトですし、徒歩圏内に温泉(ウトロ温泉夕陽台の湯)もあるのでのんびり連泊しようという気になるキャンプ場です。
観光船があるウトロ港に近いので、北海道ツーリングの合間にクルージングが楽しめます。
国設知床野営場に隣接する展望台は夕日の名所なので、宿泊ついでに絶景も堪能ください。
利用料は大人1名400円、ウトロ温泉夕陽台の湯入浴料は大人500円です。(利用時の料金)
- 知床観光の拠点に最適な立地
- サイトの雰囲気良し
- 徒歩圏内に温泉あり
- 敷地内に夕日が綺麗に見えるスポットあり
オンネトー野営場
オンネトー湖の畔にある自然溢れるキャンプ場で、木々に囲まれた静かなサイトとそこから見える景観が抜群です。
バイクの乗り入れはできません。
お風呂は、バイクで数分のところにある「野中温泉」がおすすめ。大正3年に開湯したという古い歴史を持つ秘湯です。
野中温泉にはシャンプーや石鹸は設置されていないので、あらかじめ準備、持参が必要です
キャンプ場の周りには買い出しできる場所がないので、事前に買い物は済ませておきましょう。
利用料は大人1名350円。野中温泉の入浴料は350円です。(利用時の料金)
- ロケーション良し
- 近くにおすすめ温泉あり
- 静かにのんびりできる
道央エリア
星に手のとどく丘キャンプ
綺麗に整備された人気のキャンプ場で、バイク専用サイトがあるのが特徴です。(もちろん乗り入れ可)
その名に負けないくらい、夜は星がよく見えます。
朝はサイト内に羊が放牧されるので、北海道らしい景色が堪能できるのも、このキャンプ場の魅力です。
先着順になりますが焚火炉が数カ所あり、そこでは直火が可能。管理棟で薪を購入可能です。
利用料は大人1名850円とライダー専用サイト使用料の150円です。(利用時の料金)
敷地内のジンギスカンが超美味!
敷地内で提供されるジンギスカンは美味しいのでぜひ食べてください。特にサフォークと呼ばれる羊肉は、少しお値段が高いですが、それだけの価値があるほど絶品です!
サイト内に羊が放牧される珍しい光景が北海道ツーリングの良い思い出になること間違いなしです(笑)
- 雰囲気良し
- バイク用サイトあり
- 羊に会える
- 美味しいジンギスカンが食べられる
判官館(はんがんだて)森林公園キャンプ場
森林中のよく整備されたキャンプ場です。
管理人さんは親切な方なので、キャンプ初心者でも安心して利用できます。
サイトのすぐそばまで乗り入れ可能で、サイトは程よく区切られており、お隣さんが気にならない距離感を保てます。
ずば抜けた特徴はないものの、居心地がいいので何度も利用しているキャンプ場です。
買い出しと温泉はバイクで少し走る必要があるので、事前に済ませておくのがおすすめ。
利用料は持ち込みテント1張につき600円です。(利用時の料金)
整頓されたゴミ捨て場があるのも嬉しいポイントです
- 雰囲気良し
- 親切な管理人さん
- ゴミ捨て場など安定のクオリティ
ニセコサヒナキャンプ場
絶妙に区分けされたサイトで他人の存在が気にならず、すべてのサイトに焚火炉があって直火可能な至高のキャンプ場です。
清潔なトイレ、洗面台に加え、共同休憩所や薪の販売などの設備が非常に充実しています。
その分、利用料金は高めですが、それ以上の価値は確実にあります。
周りには温泉施設も多数あり、お風呂に困ることはありません。
年に何度も利用するお気に入りのキャンプ場です。
利用料は大人1名1,000円とフリーサイトはテント1張につき850円です。(利用時の料金)
乗り入れできるサイトとできないサイトがあるので、予約時に確認ください
- 他人の存在を感じさせない素晴らしい設計のサイト
- 直火OK
- 綺麗な設備
- サイトによっては羊蹄山が見える
キャンプで北海道ツーリングを楽しみ尽くす
北海道が大好きで、バイクにキャンプ道具を積んで走り回っている僕が選ぶ、おすすめのキャンプ場を10個紹介しました。
どれを選んでも後悔させない自信があるので、北海道ツーリングの宿泊時間も最大限に楽しんでください。
北海道ツーリングの費用、持ち物、コツなどの詳しいやり方は以下の記事にまとめています。
»【完全保存】北海道ツーリングのやり方を徹底解説!日程、費用、持ち物、ルートの詳細まで公開
キャンプツーリングで僕が愛用している道具一式は「11年かけて厳選したキャンプツーリング道具一式を紹介!コンパクトでコスパ抜群なバイク乗り向け製品」で詳しく解説しています。カバン一つにまとまるコンパクトさと実用性を兼ね備えた至高の品です。
キャンプを伴う長距離ツーリングの強い味方「JAF」
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