「北海道ツーリングのフェリー利用方法【航路選択、予約、持ち物、乗船手順】」という記事では、“バイクと一緒にフェリーで移動する際の基本”について書きました。
まだ読んでいない方は、「北海道ツーリングのフェリー利用方法【航路選択、予約、持ち物、乗船手順】」も読んでみてくださいね。
さて、この記事では“「新潟⇒小樽」航路を使用する”という点にスポットを当てます。
2017年9月、僕は実際に「新潟⇒小樽」航路に大型バイクを乗せて、北海道ツーリングに行ってきました。
その際に乗船した、新日本海フェリーの新造船「らべんだあ」「あざれあ」の船内設備をここにまとめておきます。
この記事を読んでいただければ、船内の過ごし方がより具体的にイメージできるはずです。
イメージに合わせて、最適な持ち物を準備しましょう。
「新潟⇒小樽」の新造船フェリー「らべんだあ/あざれあ」とは?
就航日
- 2017年3月14日「らべんだあ」就航
- 2017年6月28日姉妹船「あざれあ」就航
どちらも就航して間もない船なので、綺麗な船内で過ごした時間は快適でした。
「この船に乗りたいから北海道ツーリングに行く!」というのも悪くないなあという印象です。
航路と運航ダイヤ
- <北行き> 新潟港11:45発 → 小樽港 翌日04:30着
- <南行き> 小樽港17:00発 → 新潟港 翌日09:00着
例えば、以前に舞鶴から北海道行きのフェリーに乗ったことがありますが、北海道に到着するのが夜19時頃。
当日は宿泊地に直行するしかない時間帯でした。
しかし、「新潟⇒小樽」航路の運航ダイヤには、北海道の小樽、朝4:30着というダイヤが存在します。
上陸した瞬間から丸1日、北海道の大地を走り回れるのは、他の航路と比べても大きなアドバンテージ。
これがこの航路の最大の魅力と言っても過言ではありません。
充実した船内設備を堪能しよう!
「らべんだあ/あざれあ」は姉妹船の関係ですので、船内設備は僕が見た限りでは全く同じでした。
なので、往路で乗船した「らべんだあ」を基本にご紹介しますね。
ロビー
吹き抜けが印象的なお洒落なロビー。
大きなテレビと座席があるのでゆっくりくつろげる空間です。
無料で参加できるイベントもやっています。
僕が乗船したときにやっていたイベントはこちら。
- ビンゴ大会(船内で使用できる食事券等の景品あり)
- アコースティックギターの演奏会
乗船している人を楽しませてくれる心配りが嬉しいです。
お風呂
サウナと露天風呂が付いた大浴場。
露天風呂から眺める、目の前のすべてが海という景色は、まさに絶景。
陸の上では体験できない露天風呂が魅力です。
脱衣所には、100円返却式のロッカーと自動販売機、体重計、ドライヤーが完備。
長い船旅の間に複数回入ってしまうくらい居心地の良い空間です。
ジム
お風呂のすぐそばには、ランニングマシーンなどが設置されたジムがありました。
一汗かいた後にお風呂とサウナでくつろぐ、最強のコラボが実現可能です。
レストラン
眺めが良いレストラン。
僕が乗船したときにメニューはこんな感じです
フェリー内のレストランはめちゃくちゃお高いイメージがありましたが、実際は思ったほどではなく気軽に利用できます。
サラダ等の小鉢があらかじめ用意されていて好きな物を取っていくスタイル。
温かいメインのおかずやカレーなどはカウンターで注文。
おぼんに全てを載せた状態でお会計という学食のようなスタイルでした。
夕食はこちらで特製ビーフカレー(700円)を注文。
牛肉がたっぷり入った美味しいカレーライスでした。
自動販売機コーナー
ビールや夜食はこちらで購入可能です。
ビールはコンビニよりややお高いかなという程度。
持参するよりも、冷えたビールはこの自動販売機で購入するのがおすすめです。
憧れのサッポロクラッシックもありますよ!
逆側にはソフトドリンクの自動販売機もあります。
居住スペース
僕は今回「ツーリストA」クラスで乗船。
雰囲気は写真の通りです。
電源も完備されていて快適な空間。
181cmの僕が特に不快感なく寝ることができるくらいのスペースがありました。
入り口は、上から仕切りを下げることができるので完全に自分だけの空間を作ることが可能。
目の前の旅人と、旅の情報交換をするのも醍醐味ですね。
スリッパなどはありませんので、持参するのがおすすめです。
ベッドに入るときやお風呂など、意外に靴を着脱する機会が多いものです。
無料Wi-Fi
基本的に航行中の船内は圏外。
(陸に近づいたタイミングでは繋がったりしますが安定しません)
でも、1回30分間の1日5回までの制限内で船内の無料Wi-Fiの使用が可能です。
陸上に比べて電波状況は良くないものの、十分使えますよ。
使用するにはメールアドレスかSNSで登録が必要ですが、登録自体は簡単ですぐにWi-Fiを使用できます。
給湯器
給湯器もありましたので、カップラーメンを持ち込んで食べることができます。
北海道で美味しいものを食べる為に少しでも費用を節約したい方は、あらかじめ買い出しをしておいて、フェリー内に持ち込むのもひとつの手です。
まとめ
約18時間の船旅ですが、とても快適に過ごせました。
新日本海フェリーの新造船「らべんだあ/あざれあ」はダイヤ、設備共におすすめです。
※記事の内容は2017年9月に僕が乗船したときの内容です。
変化している可能性もありますのでご了承ください。