長距離ツーリングは疲れる
そのように感じている方は多いのではないでしょうか。
適度な疲労感はツーリングの醍醐味ですが、疲れのせいで注意散漫になると大事故につながりかねません。
そうならないための対策は重要ですよね。
この記事では、北海道ツーリングなど数々の長距離ツーリングで僕が学んだ「疲れにくいバイクの乗り方」をご紹介します。
無駄な疲労をなくして、バイク本来の楽しさを存分に味わいましょう。
1.バイクに乗る時は荷物を身につけない
簡単にできる疲労軽減の方法は、
- 出来るだけ身軽な状態でバイクに乗ること
です。
例えば、ショルダーバッグやリュックを身につけてバイクに乗ると疲れます。
バイクは体全体を使って操作する乗り物なので、体を動かすたびに肩の紐や本体の位置が微妙にズレてくるんです。
そして、それをいちいち直すのが小さなストレスなんですね。
一度や二度なら大したことないですが、長距離ツーリングのように長い時間続くと疲労が蓄積されます。
さらに、バッグに重い荷物が入っていようもんなら肩が凝ってくる……まさに疲労に次ぐ疲労ですね。
これではツーリングを楽しめません。
そんな方におすすめなのが、僕も愛用しているタンクバッグです。
簡単に言うと、バイクのタンクに付けられるカバンですね。
主な利点は、
- 身につける必要がない
- 磁石(もしくは吸盤)で付けるので着脱が簡単
- 地図が挟めるなど便利機能が満載
の3つです。
僕は、快適なのでバイクに乗り始めてからずっとタンクバッグユーザーです。
※上の写真がそれです
実際に使っているから、タンクバッグで疲労が軽減できると知っているのです。
使ったことがない方は一度試してみてください。
体が軽くて、いつもより疲れないことに驚くはずですよ。
\モトフィズのタンクバッグを長年愛用しています(^ ^)/
2.ツーリング中はこまめな休憩を心がける
ツーリング中の休憩は疲労軽減に効果的です。
と思われるかもしれませんが、休憩を取るタイミングって意外と難しいものです。
例えば、
「バイクで走ることに夢中で、気がついたらお昼ご飯(休憩)を抜いてた」
という経験はありませんか?(僕はあります)
ツイッターでつぶやいたところ多くの方から共感頂けたので、皆さんもなかなか夢中で走っているなあと親近感が湧きました(笑)
特に長距離をバイクで移動してる時に起こる
「バイクから降りるのがめんどくさいのでひたすら走り続けて、気が付いたら昼飯を抜いてた」
という現象はぺけらいふ調べではなかなかのあるあるだと認識している。— ぺけらいふ (@pekelife_jp) 2018年3月17日
さて、休憩をとらずに走り回ってしまいがちな人は、長距離ツーリングでは少し意識してこまめに休憩をとるだけでも疲労が和らぎます。
さらに、すごく良く効く疲労軽減法をお教えしますね。
それは、
- ツーリングに出発して一回目の休憩を早めにとったほうがいい。そのあとの疲労が和らぐから。
です。
実はこれ、バイクに乗り始めた僕に父さん(長年バイクに乗っている)が言ってくれた言葉そのままです。
僕も長距離ツーリングの時にやっているのですが、とても効果があると感じています。
出発時は体力がたっぷりあるので一気に長距離を走ってしまいがちですが、そこをぐっと抑えて余裕があるうちに休憩をしておくと、後々が楽になりますよ。
よければ試してみてくださいね。
3.体温調節は快適ツーリングの基本
暑い(もしくは寒い)と感じながらバイクに乗り続けると、疲労がどんどん蓄積されます。
なので、
- 体温調節をする
は疲労軽減に効果的です。
簡単な方法は、服装で調節する方法ですね。
寒ければ着る、暑ければ脱ぐ。
とても単純なことですが、これをきちんとするだけでも快適な長距離ツーリングになりますよ。
そのためには、着脱しやすい服を準備しておくことも大切ですね。
僕がよくやる体温調節の方法をひとつご紹介しておきますね。
長距離ツーリングでは、カッパ(レインスーツ)を持っていくことにしています。
もちろん雨天に備えてなのですが、防寒対策としても使えます。
寒ければ雨が降っていなくてもカッパを着るのです。風を遮ってくれるのでかなり暖かいですよ。
体温調節のために荷物を増やしたくない方は、ひとつの道具を兼用するという視点で考えてみるといいかもしれません。
防寒で使えるカッパは良い物買うのがおすすめ
\僕はタイチのレインスーツを愛用してます/
4.バイクを長距離仕様にする
これは、バイクを変える方法なのでお手軽ではありませんが、長距離ツーリングでも疲れない方法として効果があるのでご紹介しますね。
まずひとつめ、
- 大型バイクは長距離ツーリングでも疲れない
傾向があります。
僕自身、250cc、400cc、1250ccのバイクに乗ってきましたが、現在のXJR1300(1250cc)が長距離のツーリングをするなら一番楽チンです。
パワー、積載性、シートの質、あらゆる面で長距離ツーリングに向いていますね。
ただ、「絶対大型バイクのほうがいいよ、大型に乗りなよ」と言いたいわけではありません。それぞれの排気量、バイクには魅力が詰まっていますからね。
もし長距離で使うシーンが多くて「もっと疲れない方法はないかなあ」と考えているなら、大型バイクを検討するのもありかもしれない、くらいのニュアンスで捉えて頂けたらと思います。
参考記事:排気量によるバイクの違いを徹底比較!250・400・1300㏄に乗ったからわかった!
ふたつめ、
- バイクから発する音が小さいほうが疲れにくい
です。
例えば、マフラーの音がうるさいバイクだと疲れやすいですね。
また、必要以上にエンジンの回転数を上げると大きな音や振動で疲れてしまいます。
あくまで「疲れない長距離ツーリングをするなら」という前提でのお話です。誰かのバイクや走り方を否定しているわけではありません。
ただ、あせらずゆっくり、快適なエンジン音で楽しむ長距離ツーリングのほうが疲れにくいので、僕は好きです。
まとめ
僕が実践している“疲れにくいバイクの乗り方”を4つご紹介しました。
- バイクに乗るときは体に荷物を付けない
- ツーリング中はこまめな休憩を心がける
- 体温調節は快適ツーリングの基本
- (参考)バイクを長距離仕様にする
よければお試しください。
お互い素敵なバイクライフを送りましょう!
▼上手く荷物を積むスキルも長距離ツーリングにはかかせません▼