「面接がとにかく不安」
「面接でどんなことを話せばいいのかわからない」
この記事はそんな方に向けて書いています。
面接って緊張しますよね、僕もそうだったのでよくわかります。
ただ、僕は過去2回(新卒と転職)、第一志望の会社に合格しています。
新卒で入社した会社は一部上場のIT企業ですし、今の会社も20倍以上の倍率で合格しています。
この記事では、僕の経験で培った面接のコツをお話しします。
ちなみに、僕には留学などの自慢できる経歴があるわけでもなければ、周りが驚くような自己PRのエピソードがあるわけでもありません。
ここに書くのは、大した経歴がない僕でもできた“面接のコツ”です!
1.自己PRは絞り出したエピソードを盛ればいい
先程言いましたが、僕には留学したとかボランティアしたとか、いかにも合格しそうな雰囲気のエピソードは皆無でした。
なので、なんとか絞り出した次の3つのエピソードだけで就活に挑みました。
- 趣味のバイク旅
- 高校時代の部活
- 大学の学祭でお店を出したこと
自分で言うのもなんですが、ごくごく普通のエピソードです。
例えば、「趣味のバイク旅」のエピソードの場合・・・
バイクで2週間ほど、北海道を一人旅した。
一人なのでトラブルの対応も一人でやらざるを得ない。
それまではすぐに人に頼っていたが、案外自分で考え抜くと解決できることに気付いた。
自分で限界まで考え抜いた後で、人に頼ると周りも助けてくれることも知った。
これはバイク旅だけでなく、社会に出ても同じだと思う。
まずは自分でとことん考えること、この経験から僕はそれができます。もちろん自分で考えすぎて期限を過ぎることはあってはならない。
自分で考えることと人に頼ることのバランスが大切なことも分かっている。
こんな感じです。
エピソードの広げ方は人それぞれだと思いますが、ここで大切なのは次の3点。
- 自分がどう考えたかを盛り込む
- 社会人になってどう活かせるかを伝える
- 正直、話を盛っている
①と②は面接対策の本でもよく書かれている内容かもしれません。
ここで特に重要なのは③です。
正直なことを言うと、バイク旅をしている時に大したトラブルなんて起きなかったし、考え抜くとかあまりしてないです。
もちろん、それっぽい具体例は事実から引っ張りだしました。
完全な嘘はよくないです、というかどこかで辻褄(つじつま)が合わなくてバレてしまうのでやめたほうがいい。
でも、多少、話を盛るのは“話し方”としてはありだと思います。
実際に僕はそれで合格しました。
2.面接で話すことは丸暗記しない
面接で話すことを事前に考えておくのはいいことです。
でも、丸暗記はおすすめしません。
面接中に一部でも忘れてしまうと、そこで止まってしまって、頭の中が真っ白になってしまうからです。
なので、話はパーツで覚えるのがおすすめです。
例えば・・・
- バイクで旅した冒頭
- トラブルのシーン
- 考えたこと
- 補足エピソード1
- 補足エピソード2
こんな感じ。
例えば、話している途中で②の内容を忘れてしまっても、なんとか③につなげばいいだけです。
詳細な内容は忘れてしまっても、③につなげるだけのキーワードくらいは思い出せるでしょう。
また、話をパーツに分けていれば「時間がないから④は省略しよう」と臨機応変な対応ができます。
面接時にパーツを自由に組み合わせるくらいの気持ちでいたほうが、無駄な緊張がなくていいですよ。
3.面接は笑いながら会話しよう
“面接”って思うから過剰に緊張すると思うんですよね。
そもそも、面接って人との会話なんですよ。
面接官も一人の人間です。
僕も含めて大学生なんて一部のすごいやつを除いて、気の利いたことなんて言えませんよ。
経営についてとか社会の情勢なんて興味ないし。
最初はそれらしく喋った方がいいかなと思ったんですが、できないのでやめました。
なので、普通に話すように心がけました。
会話のキャッチボールに全力投球です。
- 笑顔
- 自分だけが長々喋らない
- 全てを一気に説明せずに相手に質問してもらう
- 面接官の名前を覚えて呼びかけてみる
- 可能なら質問して、相手にも喋らせる
- 冗談を言って、笑わせる
どうでしょう、これって普段の会話でやっていることではないでしょうか?
ちなみに、僕の経験上の話ですが、面接官を笑わせたときは合格率がよかったです。
冗談を言って笑ってもらえるというのは、会話になっている証拠でもあります。
「面接官を笑わせろ!」
これをミッションとして面接に挑むのも、結果的に悪くないはずです。
志望動機とかも聞かれますが、まだその会社に入ってないのに深いことは言えないのが当たり前。
その会社のホームページを見て、企業理念に共感したみたいなことを人よりテンション高めに話せばいいと思ってました。
とにかく、かっこいいことを言おうとせず、会話をするのが重要です。
4.面接本番は成長できるチャンス
面接はとにかく慣れが大切。
なので、第一志望の会社の面接までにひとつでも多くの面接を受けるのがおすすめです。
そして、色々実験をしましょう。
「今回は、この自己PRで、こんな感じの志望動機でやってみよう」
「最後の質問では、こんな突っ込んだ内容を聞いてみよう」
上手くいったところは繰り返します。
上手くいかなかったところは改善して、また次の面接で反応をみます。
僕の場合、これ繰り返しをしていくことで後半は合格率が明らかに伸びました。
「今日の自分はどうだったか」、「直した方がよい所があったら教えて欲しい」など面接の最後の質問で面接官に直接聞いたりしてました。
そんなことを聞いたのにも関わらず、合格したところがたくさんありましたよ。
面接本番はすごく貴重なチャンス。
緊張しているだけじゃもったいない!
面接官も上手く利用してやりましょう。
上手くやれば現役の面接官からアドバイスをもらえるわけですよ。
これってすごくないですか?
とにかくたくさん経験して、ひとつでもプラスの事を持ち帰ることを心がけてみてください。
時間は有限なので、最短距離でいきましょう。
まとめ
僕は面接官ではないので、合格の基準は正直わかりません。
でも、ここに書いたことをしていたら自然と合格してました。
- 自己PRは絞り出したエピソードを盛ればいい
- 面接で話すことは丸暗記しない
- 面接は笑いながら会話しよう
- 面接本番は成長できるチャンス
「楽しく話せたら合格できた」という印象を、僕の経験で感じました。
あくまで僕の経験なので全てが正解ではないかもしれませんが、少しでも参考になれば嬉しいです。
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