
この記事では、「旅先で出会った人とのエピソード」をご紹介します。
なぜそんなものをわざわざ文字にして書くかと言うと、あなたにもきっと同じようなエピソードがあるはずだと思ったからです。僕のエピソードを読むことで、今まであなたが旅で出会った人やその人の言葉を思い出すきっかけになれば幸いです。
また、これから旅を始める方には「旅には素敵な出会いがある」ということをお伝えしたい。
旅には魅力がたくさんありますが、その中でも「人との出会い」は特別です。特に、一人旅ならそのチャンスがはるかに多くなります。
これからご紹介するエピソードはどれも僕が一人旅をしている時のお話です。
一人旅に慣れていない方も、ぜひ出会いを楽しみにして旅へ出かけてみてくださいね。
あるバイク乗りさんとの会話
ツーリング先でバイク乗りに「どこまで行くんですか?」と聞かれても目的なく走ってたりするので「ちょっとそこまで…くるっと走ろうかと…」みたいな回答しかできないんだけど、「そちらは?」と聞くと「あ…いや…ちょっとそこまで…」みたいな回答が返ってくるので、みんな一緒なんだなと思ってる。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) August 27, 2019
このあとお互い苦笑いを交わしてバイク談義を楽しみ、「じゃ、お気をつけて!」と別々の方向に別れるのが僕は大好きです。
積載を褒めてくれた通りすがりのおじさん
学生で貧乏だった頃、キャンプ道具や荷物をその辺のバッグに詰めてゴム紐とネットで何個もバイクに括り付けてツーリングしてました。通りすがりのおじさんに「バイク用のバッグで小綺麗に積むよりも俺はこっちのほうが好きだぞ」と言われてから、僕はずっとそのスタイル。積み方は上手くなったけどね。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) June 27, 2019
北海道ツーリングの途中に出会ったおじさん。たしか僕のバイクのナンバープレート(姫路ナンバー)を見て、「にいちゃん、遠くから来たなあ!」と声をかけてくれました。
素敵なバイクとの付き合い方を教えてくれたおじさん
バイクの整備を自分でできる人は素晴らしい。でも、昔出会ったおじさんは「僕はあまり詳しくないので毎回バイク屋さんにお願いしてます…」って教えてくれた。そんなおじさんのCBRはいつもピカピカに磨かれてて大切にされてたのを僕は忘れない。自分の出来ることを精一杯やればいいんだと思った。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) April 7, 2019
おじさんから見ると僕なんてバイクに乗たての若造だったのですが、丁寧な態度で接してくれたことを覚えています。「ああ、こんな大人なバイク乗りになりたいなあ」と思いました。
バイクを買う親子
バイク屋で20歳くらいの男の子が初バイクを買う瞬間に遭遇しました。購入するバイクを見る表情がめちゃくちゃ嬉しそうだったので、「その気持ち…すげえわかるわー」などと思って眺めてました。ちなみに、その子の父さんもそのバイクを嬉しそうにまじまじと見てて、この家族に幸あれとマジで思った。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) March 30, 2019
おそらくその子の父さんもバイク乗りなんだろうなあと思って眺めてました。僕も父の影響でバイクに乗り始めたので、懐かしい気持ちになったのを覚えています。父と初めて一緒にツーリングに出掛けた時の嬉しい気持ちを思い出しました。
キャンプ場で出会った夫婦
四国でキャンプをしてた時、「お口に合うかわからんけど」と隣のご夫婦が手作りのおでんをくれた。美味しかったなあ。兵庫出身の僕は、おでんに味噌が乗ってるのを見て驚いたけどそれが美味しくて、それ以来たまに味噌を付けて食べてる。そんな優しい人のいる四国が大好きになった。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) February 1, 2019
僕はソロキャンプだったので、一人でカップラーメンをすすっていたんですよね。バイクで走り疲れてキャンプ飯を作る気も起きず、さっさと寝て明日に備えようと思っていた時の出来事でした。あの時のおでんの美味しさとあの夫婦の優しさは忘れられませんね。
豚汁をご馳走してくれたキャンプ場の管理人さん
バイクで北海道を放浪してた学生時代、場所は別海のキャンプ場。出発の荷作りをしてた僕にキャンプ場の管理人さんが声をかけてくれた。「豚汁作ったから食べていかんか?」事務所に招き入れられて食べた豚汁が最高に美味しかった。それ以来、たまに自分で豚汁を作るけどあの味には到達しない。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) January 26, 2019
少し寒い時期だったので、事務所内のストーブと温かい豚汁が沁みました。一回きりの出会いだったので管理人さんの顔は覚えていませんが、お互い笑顔でお話した思い出は忘れません。
破天荒な旅人
北海道とかバイクに乗ってプラプラしていると、例えば「会社やめて旅してるんだよー」って人とかそこそこの確率で出会うし、話を聞いていると皆さん最高に楽しそうなので、ヘタな自己啓発本を読むよりも、バイクに乗って旅に出て、色んな人と話をしたほうが良いんじゃないかと思ってくる。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) January 8, 2019
旅をしていると普段は出会えないような面白い人に出会います。キャンプ場や宿で会って、そのままお酒を飲みながら盛り上がった経験は数知れず。価値観が変わります。
元カニ族の親切なおじさん
学生の頃、北海道をバイクで回ってたら地元のおじさんに話しかけられた。
昔は「カニ族」(旅人)だったらしい。近くのスーパーで食料を大量に買ってきて僕にくれた。貧乏旅だったので嬉しかった。さらに最寄りのキャンプ場まで案内してくれた。旅人すげえって思ったので、僕もそんなおじさんになる。— ぺけらいふ (@pekelife_jp) December 27, 2018
おじさんには道の駅で会いました。その時に買ってくれた惣菜の唐揚げがとても美味しかったことを覚えています。おじさんには会う術がないけれど、いつかだれかに恩を返したいと思っています。
初めてのソロキャンプ
バイクに乗り始めた年に行ったキャンプツーリング。本格的な一人旅もソロキャンプも初めて。それまでの旅行は誰かと一緒だったので不安でした。でも、キャンプ場でバイク乗りの人に声をかけてもらって一緒に晩御飯を食べて、翌朝には一緒に撤収作業をしたんですよね。バイクすごいなあって思いました。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) December 7, 2018
僕にも初めての一人旅やソロキャンプの経験があるわけで、最初は不安でした。でもやってみると意外に人に会えるので寂しくはなく、ハマりましたね。
旅先でよくある一瞬の出会い
僕がバイクで走っていると、遠く離れた所に知らないバイク乗りがいます。ふと見ると目が合ったので会釈する。そしたら相手も返してくれる。これのすごいところはかろうじて会釈が認識できるくらいの距離でも起こるということ。バイクが目印。ライダー同士の挨拶は“普通”の次元を軽く超えてくる。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) December 4, 2018
バイクに乗っていると知らない人との一瞬の挨拶がたくさんあります。北海道で盛んに行われている、すれ違いざまの挨拶もそうですね。一期一会をすごく感じます。
対向車線からのサイン
バイクで走ってたら、対向車線のバイク乗りの方が膝の辺りで手のひらを下に向けて上下に動かしてた。ヤエーかなあと思ったけど違うみたい。「あ、スピード抑えめにねって意味か」と気付き、ありがとーって会釈した。少し走ったら速度測定やってて、その気遣いに惚れた。優しい世界だと思う。僕もする。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) November 19, 2018
損得の次元を超えた、優しい世界だなあと感じました。こういうのってやってもらったら自分もするようになるし、結果的にみんなハッピーになる行為だと思います。
ほんの一手間が大切だと感じる話
バイクで走ってると峠とかで他のバイクに抜かれる時があります。その時にスッと手を挙げて挨拶してくれる人もいれば、黙って猛スピードで抜いていく人もいる。いや、いいんですよ、どっちでも。その人の自由ですからね。
ただ…
スッと手を挙げてくれるだけで「やだあ、カッコいい」ってなります。— ぺけらいふ (@pekelife_jp) November 14, 2018
相手が知らない人だとしても、ちょっとした礼儀や挨拶で印象がガラッと変わると言う話。
道を教えてくれた軽トラのおじさん
このまえバイクを道の端に止めて地図を見てたら、向かいに軽トラが止まった。「道わからんのかあ?」、おじちゃんのでっかい声。人の良いしわっしわの笑顔でした。バイクはこんな風に地元の人に声をかけられることが多いと思うんですよね。これってすごく嬉しいし、楽しい!
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) August 29, 2018
いつ思い出してもほっこりした気持ちになるエピソードです。あのおじちゃんの声はびっくりするくらいでかかった。
群れたくはないけど交流したい
群れたくはないけど交流はしたいし、あまり頼りたくないのに助け合いは厭わない。
僕が思う、ソロツーリングをしてるバイク乗りの特徴です。言葉だけ見ると天邪鬼で偏屈な感じですが、実際はめっちゃ暖かいんですよね。僕が7年間で出会った方々はみんなそんな感じ。だから、ソロツーリングが好きです。— ぺけらいふ (@pekelife_jp) July 4, 2018
バイク乗りに限らず、一人旅をしている人には多いような気がします。だから、素敵な出会いが多いんですよね。
カフェで会ったダンディなおじさん
こないだカフェで会ったダンディなおっちゃんが僕のバイク見て
「こんくらい綺麗にして大事に乗っとるうちは事故せんわ」
って言うてくれた。
何者かはわからんけど、とにかくこれからも愛車を磨いて大事に乗ろうと思った一言。
それが事故防止の第一歩になるのはなんとなくわかる。— ぺけらいふ (@pekelife_jp) September 14, 2017
鎌倉のカフェで朝ごはんを食べていたら、犬を連れたダンディなおじさんが颯爽と現れたんですよね。僕のバイクを見て、「あれ君のか?」って話しかけてくれました。この言葉があって僕はいまでもツーリング終わりは必ずバイクを磨いています。
あなたにはどんなエピソードがありますか?
冒頭にも書いたように、僕のエピソードが今まであなたが旅で出会った人やその人の言葉を思い出すきっかけになれば幸いです。
また、これから旅を始める方、旅には素敵な出会いがありますよ。
お互い旅を楽しみましょう!