
バイクのギアが入りづらくて困っている
この記事は、そんな方に向けて書いています。
特に、N(ニュートラル)に入らなくて困っているなら、これから書いていく方法をぜひ試してみてください。僕が初めて乗ったバイク(GB250クラブマン)で同じような現象が出ていた時に、効果があった対処法です。
ギアに致命的な故障がある場合は、この方法は使えません。バイク屋さんでの修理が必要です。
この記事では、走行中は問題なくギアチェンジができるけれど、完全に停止するとギアが入りにくい場合を想定しています。例えば、製造されてから年数が経ったバイクや前オーナーの癖が付いた中古バイクなどが対象です。
バイクのギアが入りにくい時にやるべきこと

1.アクセルを開けてからギアを入れる
ギアが入りづらい状況になってしまうと、力任せにギアを入れようとしても無駄です。一旦落ち着きましょう。
ギアの噛み合わせがよくないことが原因のひとつとして考えられます。
対処法は、
- 少しギアを動かしてあげること
です。
まず、クラッチを切った状態でアクセルを一回だけ捻ってみてください。
そうです、空ぶかしです。エンジンの回転数が上がりますね。
そして、ブンッと一度上がった回転数が下がり始めるくらいのタイミングでギアを入れてみてください。
僕が乗っていたバイクでは、その方法で8割くらいはギアが入りました。
文字で書くと簡単ですが、バイクによってタイミングが微妙に異なるので慣れるまでは難しいと思います。
「アクセルを開ける量」や「ギアを入れるタイミング」をズラしながら、何度もチャレンジしてみてください。
きっとあなたのバイクにとって、ちょうど良い具合が見つかるはずです。何度もやっていると慣れてくるので、一発で対処ができるようになりますよ。
2.車体を前後に動かしながらギアを入れる
空ぶかしをしてギアを入れても上手くいかない場合は、
- 車体を少し動かしながらギアを入れる
を試してみてください。
地面に足が付く方は、立ちゴケ防止のためにバイクに跨りながらやるのがおすすめです。バイクに跨りながら足で地面を蹴るようにして、少しでいいので車体を動かしてみましょう。
この時のコツは、ギアを入れたい方向へシフトペダルを押しておくことです。そうすることで、車体が動いて上手くギアが入るタイミングでカチャッとギアが入ります。
エンジンオイルは定期的に交換してますか?

上記の方法で上手く改善しないようなら、ひとつ確認して欲しいことがあります。
- エンジンオイルの交換を定期的にしているでしょうか?
エンジンオイルはギア周りの潤滑油としての役割もあります。当然、劣化していると正常に機能しないのでギアの入りも悪くなります。
エンジンオイルは、次のいずれかに該当したタイミングで交換するのがおすすめです。
- 3,000kmを走行
- 半年が経過
僕もこの基準を守っています。
交換時期を過ぎているようなら、オイル交換をしてみてから再度ギアの入り具合を確認してみてください。オイルの潤滑機能が上手く働いて、ギアの入りにくさが改善されているかもしれません。
「ギアが入りにくい」のもあなたの愛車の個性です

製造されてから年数が経ったバイクや前オーナーの癖が付いた中古バイクは、ギアが入りにくいことが多々あります。
ギアがすんなり入るのが理想なのでバイク屋さんに相談をしてみる価値はありますが、個人的にはあまり深刻に考えなくても大丈夫かなあと思います。

という風には考えずに、「ギアが入りにくい」のも愛車の個性だと捉えるのがおすすめですよ。個性と上手く付き合いながら乗り続けるのもバイクの楽しみですからね。
初めはギアがなかなか入らなくて苦戦していたとしても、辛抱強く付き合っていれば必ずコツがつかめます。そしたら、嘘みたいに簡単にギアが入るようになりますよ。バイクが本当の相棒になった瞬間ですね。
僕はGB250クラブマンでコツをつかみました。他の人が僕のクラブマンに乗った時、ギアが上手く入らずにとても苦戦していました。「よくこんなバイク乗ってるなあ」と言われて正直、嬉しかったです。他人が簡単に乗れないバイクに僕は乗れるということですよね(笑)
ギアの入りやすさに限らず、バイクには一筋縄ではいかないところが多々があります。そこに愛想を尽かすのではなく楽しむのがおすすめですよ。
諦めないでくださいね。きっとあなたのバイクは答えてくれます。オーナーの癖が付きやすいのもバイクの特徴。あなた色に染まってくれるのもバイクの魅力です。
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チェックポイントまとめ

次のことを試してみてください。
- 一度アクセルを開けてからギアを入れる
- 車体を前後に動かしながらギアを入れる
- オイル交換をする
それでもダメならバイク屋さんに相談してくださいね。
そして、一番大事なことはあなたが諦めないこと。バイクに愛想を尽かさないことです。
多少の乗りにくさはバイクの個性だと思って、受け入れるとバイクライフを楽しめますよ。
そうそう、この記事に登場したクラブマンは今、実家にあります。
たまに父が乗って楽しんでいるようです。もう製造されてから30年以上が経つ車体ですが、僕が乗り始めた頃より今のほうが圧倒的に調子がいいです。
ギアの入りにくさも解消されました。
乗りにくいバイクも大切に乗り続けていると、調子が良くなるという例ですね。
お互いバイクライフを楽しみましょう!
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