バイクのギアが入りにくい時の簡単な対処法

バイクのギアが入りにくいときの対処法
  • バイクのギアがニュートラルに入りづらい
  • ツーリング先でギアが入らずヒヤッとした経験がある
  • 急にギアが入らなくなったときの対処法を教えて!

バイクのギアチェンジがスムーズにできないと、ストレスが溜まるだけではなく、最悪の場合は走行にまで支障がでてしまいます。

僕が過去に乗っていたGB250は、とにかくニュートラルに入らないバイクでしたが、試行錯誤の末、思い通りにギアチェンジして乗っていました。

そこでこの記事では、当時の経験をもとに、「バイクのギアが入りにくいときの対処法」を紹介します。

簡単な方法ばかりなので、現在困っている人は試してみてください。

この記事の対処法でも改善しない場合は、ギアに致命的な故障がある可能性があります。

そのときはバイク屋での修理が必要ですが、ギアが故障した状態ではバイク屋まで安全に走行できません。

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停車中にギアがニュートラルに入らないときにやるべきこと

停車中にギアがニュートラルに入らない場合、力任せに入れようとしても無駄です。

一旦落ち着いて、以下4つの方法をためしてみてください。

  • アクセルを開けてからニュートラルに入れる
  • 車体を動かしながらニュートラルに入れる
  • 2速から下げてニュートラルに入れる
  • エンジンを切ってからニュートラルに入れる

アクセルを開けてからニュートラルに入れる

メーターと回転数

まずクラッチを切った状態でアクセルを一回だけ煽ります。いわゆる、空ぶかしです。

空ぶかしでブンッと上がった回転数が下がり始めるタイミング、ここでギアをニュートラルに入れます。

僕の場合、この方法で8割くらいが解決できていました。

ポイントは、アクセルをしっかり開けて、強めの空ぶかしをすること。

ギアの噛み合わせを改善させることが目的ですから、ある程度の振動とエンジンの回転が必要です。

文字で書くと簡単ですが、個体によって最適なタイミング等が微妙に異なります。

アクセルを開ける量」や「ギアを入れるタイミング」を調整しながら何度もチャレンジしてください。

そのうちコツを掴んで、一発でスコンとニュートラルに入れられるようになります。

車体を動かしながらニュートラルに入れる

バイクを前後に動かす

車体を前後に揺らす方法も効果的です。

手で押す、足で漕ぐなどでバイクを少し動かしながら、ギアをニュートラルに入れます。

このとき、常に足でニュートラルの方向へシフトペダルを押しておくのがコツ。

そうしておけば、車体が動いてギアが上手く噛み合ったときに、勝手にカチンとギアが入ります。

ぺけらいふ
ぺけらいふ

停車直前の車体が動いている間にニュートラルに入れるのも効果的。自力で車体を動かす必要がなく、楽ちんです

2速から下げてニュートラルに入れる

通常は1速から上げてニュートラルに入れますが、2速に入れてから下げるとニュートラルに入ることがあります。

2速に入れて、いつもより軽めにシフトペダルを踏んでみてください。

上記の「アクセルを開けてから入れる」「車体を動かしながら入れる」と組み合わせることで、さらにニュートラルに入る可能性が増します。

エンジンを切ってからニュートラルに入れる

最終手段ですが、エンジンを切るのも効果的です。

エンジンを切ってシフトペダルを動かすと、嘘のようにスコンとニュートラルに入ることが多々あります。

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バイクのギアが入りにくいときの原因と対処法【全般・ニュートラルに限らない】

ニュートラルに限らず、バイクのギア全般が入りにくいときに考えられる主な原因は以下の3つです。

  • エンジンオイルの劣化
  • クラッチ関連の整備不良
  • シフトペダルの位置が合っていない

エンジンオイルの劣化

一般的なバイクのエンジンオイルにはギアの潤滑油としての機能があるので、オイルが劣化するとギアの入りが悪くなることがあります。

そのため、エンジンオイルは次のいずれかのタイミングで定期的に交換しましょう。

  • 3,000kmを走行
  • 半年が経過
ぺけらいふ
ぺけらいふ

定期的なエンジンオイルの交換は、エンジンの寿命を伸ばす効果も期待できます!

エンジンオイルとは別にミッションオイルがあるバイクは、ミッションオイルを交換することでギアの入りが改善される可能性があります。(2ストロークエンジンなので該当するものは多くないです)

クラッチ関連の整備不良

クラッチレバーの遊びの調整が不適切で、握ったつもりでもクラッチが完全に離れていないことがあります。

この状態では、ギアチェンジがスムーズにできません。

クラッチレバーの遊びは、付け根のダイヤルで調節できる場合がほとんどですので、自分の手に合うように調節し直すことで症状が改善されることがあります。

また、クラッチワイヤーやクラッチオイルの劣化もスムーズなギアチェンジを妨げます。

劣化が疑われるような場合は、部品(消耗品)交換も検討ください。

シフトペダルの位置が合っていない

ステップとシフトペダルの位置が足首の可動域と合っていないと、適正にシフトペダルを操作できません。

これがスムーズなギアチェンジを妨げている可能性があります。

シフトペダルは高さ調節が可能なので、適正な位置に設定することでギアの入りにくさが改善される可能性があります

ここで紹介した方法は、バイクメンテナンスの知識があれば自然と思いつくものです。

これら知識の多くはバイク雑誌から習得できます。(僕もバイク雑誌で身につけました)

おすすめのバイク雑誌と無料で読む方法は以下で詳しくまとめています。
»おすすめバイク雑誌14選と無料で読む方法【各誌の特徴をわかりやすく解説】

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「ギアが入りにくい」のもあなたの愛車の個性です

いままで乗り継いできたバイクたち

年数が経ったバイクや中古バイクなどは、ギアが入りにくいことが多々あります。

ギアがスムーズに入るに越したことはないので、バイク屋等のプロに相談して改善する価値はあります。

しかし、個人的にはそこまで深刻に考えなくてもいいのではないかと思っています。

ギアが入りにくいのも、あなたの愛車の個性です。

「手がかかる子ほど可愛い」という言葉がありますが、少し癖のあるバイクのほうが乗っていて楽しかったりします。

僕の初バイク(GB250)はギアがニュートラルに入りにくいバイクでした。

最初はかなり苦戦しましたが、辛抱強く付き合っているうちにコツを掴み、ニュートラルにもスムーズに入れられるようになりました。

友人が僕のGB250に乗ったとき、「全然ニュートラルに入らない……このバイクに普通に乗ってるのすごいなあ」と言われたことをよく覚えています。

他人が乗れないバイクを自分は乗りこなしている、そう思えて嬉しかったです。

ギアが入りにくいのは愛車の個性だ、と割り切れば気持ちが楽になります。

あとは、最悪の場合に備えておくだけ。

ここで言う最悪の場合とは、ツーリング先でギアが故障して走行不能に陥ることです。

僕はそのようなトラブルに備えて、JAFに加入しています。

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