
結論から言います。僕は超広角レンズとして「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH」を購入しました。
理由は、他の超広角レンズと比較して価格と性能のバランスがとてもよかったからです。
この記事では、なぜ僕がこのレンズに決めたのかを詳しくお話しします。
超広角レンズは写真を撮ることをより楽しくしてくれるおすすめのレンズです。
購入を検討している方、ぜひあなたに合った最高の超広角レンズに出会ってくださいね。
マイクロフォーサーズ超広角レンズの選択肢は?
まず、マイクロフォーサーズ規格の超広角レンズの選択肢を見てみましょう。
現時点(2019年9月18日)でマイクロフォーサーズ超広角レンズ(ズームレンズ)は次の5つが考えられます。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
- LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH
- M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
- LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH
- LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH
この記事では、ズームレンズに焦点を当てます。理由は、僕の主な使用用途がツーリング(旅)のため、少ない荷物で多くの画角を撮りたいからです。単焦点レンズのみでご検討の方にとっては退屈な内容になってしまう恐れがありますのでご了承ください。
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
- 参考価格:55,000円
- 質量:155g
- 最短撮影距離:0.25m
風景撮影やスナップ撮影に最適なズームレンズです。超小型なのでコンパクトに持ち歩け、マイクロフォーサーズのパフォーマンスを最大限に引き出します。静止画も動画もスムーズに撮影できる、高速&静音のオートフォーカス“MSC機構”を搭載しています。
引用元:オリンパスホームページ
- 比較的低価格
- 超コンパクト
LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH
- 参考価格:80,000円
- 質量:約300g
- 最短撮影距離:0.25m
対角線画角114°の圧倒的なパースペクティブを実現。その機動性の高さを活かして、広大な風景の臨場感や遠近感を強調するユニークな映像表現などを軽快に楽しむことができます。
引用元:パナソニックホームページ
- 広角端7mmの超広角
- 価格と性能のバランスが良い
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH
- 参考価格:110,000円
- 質量:約315g
- 最短撮影距離:0.23m
ダイナミックな遠近感と臨場感のある優れた描写性能
ライカDG超広角ズームレンズ引用元:パナソニックホームページ
- ライカ基準の高い描写力と高品位デザイン
- 大口径F2.8スタートの明るさ
- 防塵・防滴
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
- 参考価格:130,000円
- 質量:534g
- 最短撮影距離:0.2m
機動性・明るさ・光学性能、全てが最高レベルの超広角ズームレンズ。
引用元:オリンパスホームページ
- 広角端7mmの超広角
- 全ての焦点距離でF2.8の明るさ
- 防塵・防滴
LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH
- 参考価格:210,000円
- 質量:約690g
- 最短撮影距離:0.28m
世界初※1、ズーム全域でF1.7を実現し、単焦点レンズ5本分※2の焦点距離をカバーした新世代大口径標準ズームレンズ
※1 レンズ交換式デジタルカメラとして。2019年8月22日発売予定。
※2 超広角20mm、広角24mm、広角28mm、準標準35mm、標準50mmの代表的な5つの焦点距離。引用元:パナソニックホームページ
- ズーム全域でF1.7を実現
- ライカの厳しい光学基準をクリア
- 1本で単焦点レンズ5本分※2の焦点距離をカバー
(※2 超広角20mm、広角24mm、広角28mm、準標準35mm、標準50mmの代表的な5つの焦点距離) - 防塵・防滴
【超広角レンズの選び方・その1】値段

さて、ここからは、僕がマイクロフォーサーズ超広角レンズを買うときに考えたことを書いていきますね。
性能の良いレンズは値段が高い。当たり前です。
お金に余裕があるならば性能が良いレンズを買えばいい。
ちなみに、価格を考慮しないなら僕は「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」が欲しいです。
でも、お金には限りがありますよね。
なので、まず予算を決めます。予算内で「どの超広角レンズが購入できるかな?」と検討していくのがとても大切です。
じゃないと、底なしに良いレンズが欲しくなってしまいますからね……。
ただ、予算を切り詰めるあまり、レンズの性能を犠牲にしすぎることは避けるべきです。
せっかく高い買い物をするのです。あなたが納得できる最低限のラインはどこか、じっくりと考えて見極めましょう。買った後で後悔だけはしないようにしたいところです。
僕の場合、「10万円以下で購入できるレンズ」と設定をしました。
上を見ればキリがないですが、プロカメラマンではないので究極の性能を追い求める理由もありませんからね。とはいえ、一番安いものに飛びつくのではなく、ある程度は性能にもこだわりたいと考えました。
なので、予算内でいくつか候補があって比較検討できるような予算にしたのです。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
- LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH
- LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH

と思ったでしょうか。
前述したのはあくまで参考価格。タイミングによっては10万円を切るのです。
(僕はネットで検索して、相場をチェックし続けたので知っています)
【超広角レンズの選び方・その2】画角

予算によってレンズは3つまで絞られました。
冒頭でお話しした通り、結果的に僕は「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH」を購入することに決めました。
決め手は、広角端が7mmであることです。
現在購入できるマイクロフォサーズ超広角レンズの中で、広角端が一番広いのは7mm。
お金をいくら出してもその事実は変わりません。
ここで超広角レンズが欲しかった理由を思い出してみます。
- 旅先の広大な景色をもれなく写真に収めたい
- 屋内でもできる限り広範囲を写真に収めたい
- 自分の身体の一部を写真に入れて、旅のリアリティを演出したい
僕が超広角レンズを欲しいと思ったのは、「できる限りの広範囲を写真に収めたいから」です。
9mmよりも8mm、8mmよりも7mmのほうがいい。
しかも、超広角側かつマイクロフォーサーズ規格の超広角側の1mmの差はかなり大きいんです。
実際に8mmと7mmの作例を見て、その違いを感じました。7mmのほうが明らかに広い範囲が写っています。
だから僕は、「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH」を購入することに決めました。
価格と性能のバランスが僕の使用用途にはマッチしていると判断したからです。
超広角レンズの選択に満足しているか?

7mmで撮影すると木に囲まれた道の雰囲気も抜群に写る!
「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH」を購入して僕は満足しています。
使用してみて、超広角レンズの世界は魅力の宝庫だと感じますね。
人間の視覚を超えた超広角14mm(35mm判換算)ですよ。まさに非日常な絵が撮れます。
「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH」は、持ち運びも苦にならないサイズと重さなのも嬉しいポイントでした。
今ではOM-Dとこのレンズだけでツーリングすることも多いです。望遠側も28mm(35mm判換算)までズームできるので、使い勝手はとてもいいですね。
あと、余談ですが、10万円の予算を使い切らなかったので残りの資金で50mm(35mm判換算)単焦点レンズ(LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH)を買えました。
- マイクロフォーサーズの超広角レンズが欲しい
- プロほどの性能は求めない
- できる限り広角なレンズがいい
そんな方にとって「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH」はとても良い選択です。
それは、実際に使用している僕が保証します。
お互い素敵なカメラライフを送りましょう!
超広角レンズを試してみたい方へ
超広角レンズは安いものでも5万円を超えます。普段の買い物としては高いですよね。だから、「買った後で後悔……」なんて絶対にしたくないわけです。
失敗しないために事前にできることは、一回試してみること。
カメラやレンズのレンタルサービスを上手く活用するのも選択肢としてはありです。
例えば、Rentio(レンティオ) なら本記事でも紹介した超広角レンズ「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 」を3泊4日、¥6,980でレンタルできます。
※現時点では、僕が使用している「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0」は対象になっていないようです
「海外旅行だけ」とかイベントに合わせて上手く利用すると節約になるかもしれませんね。