
「バイクに乗るとストレス解消になる」
「バイクに乗った後はなんだか体がスッキリする」
バイクに乗ったことがある方なら、「ああ、なんとなくわかるぞ、ウンウン」とうなづいて頂けると思います。
なぜバイクに乗ると体がスッキリするのか?
今回ある本からヒントを得てその理由がわかったので、この記事では「バイクが疲れを癒してくれる理由」についてお話しします。
バイクが持つ素敵な効能を存分に引き出していきましょう!
マッサージよりも疲れを癒すのは自然?

バイクの話からは少しそれますが、「自然の力はすごい」というお話からしたいと思います。あとで、バイクにも繋がってくるので少々お付き合いください。
冒頭で言ったある本とは、鈴木裕さんの「最高の体調」のことで、昨年(2018年)に出版されてから大人気です。
この本には、自然の効果を示すデータとしてダービー大学が行なったメタ分析が紹介されています。結論は以下のとおりです。
その結論をひとことで言えば、「自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化する」というものです。副交感神経は気持ちが穏やかなときに働き出す自律神経で、日中にたまった疲れやダメージを回復させる働きを持っています。
引用元:「最高の体調」 鈴木裕
さらに、副交換神経の活性レベルだけで見ると、マッサージのような定番のリラクゼーション法よりも自然とのふれ合いのほうが癒しの効果が高いとのことです。
自然の力ってすごいですよね。
バイクに乗ることは自然とのふれ合い

自然の凄さがわかったところで、話をバイクに戻します。
本を読んでいて僕は思いました。
- バイクに乗ることは自然とのふれ合いなのでは?
というのも、バイクの特徴をおさらいすると、
- 生身のまま自然の中を移動する
- 長距離を移動しがち
- 峠や海沿いなどバイク乗りが好む道は自然が溢れている
こんな感じになると考えているからです。
バイクは体がむき出しなので、周りの環境とも接点が多い乗り物です。夏場にバイクで走っていて山道に入ると急に空気が冷やっとするのを感じるし、海や草の香りも強く感じます。まさに自然とのふれ合いですよね。
また、バイク乗りは長距離を移動しがちです。
先日、ツイッターでこんなツイートをしました。
「どこかに行きたいからバイクに乗る」が一般的な認識かもしれませんが、「バイクに乗りたいからどこかに行く」のが割と普通のバイク乗りです。ちなみに、その「どこか」は数百キロを容易に超えてくるので、僕らに一般的な認識は当てはまらないと思って頂いて差し支えありません。
— ぺけらいふ (@pekelife_jp) 2019年1月25日
これに対して2,000以上のいいね(2019年2月19日時点)が付いたので、多くのバイク乗りに共感頂けたと感じています。
長距離を移動するということはそれだけ自然の中にいる時間が長いということですよね。山道や海沿いの道を走り、景色の良い場所で休憩して、その地のグルメを堪能する。
そんなバイク乗りの日常は自然とのふれ合いの宝庫と言えます。
【関連】やらなきゃ損!バイクツーリングで得られる3つのメリット
バイクは効果的な自然とのふれ合いになっているのか?

ここまでをおさらいするとこうなります。
- 自然とのふれ合いは疲れやダメージを回復させる力がある(マッサージよりも効果的)
- バイクに乗ることは自然とのふれ合いである

この項では、それについてもう少し深掘りしてみます。
「最高の体調」にはこんなことも書いてありました。
自然のメリットが得られる最低ラインはどこにあるでしょうか?
引用元:「最高の体調」 鈴木裕
スタートとして効果的なのは、「自然音」または「自然画像」です。
「自然音」や「自然画像」は、デジタルデータでも構いません。アムステルダム自由大学の実験では、自然の写真を5分ほど眺めるだけでも副交感神経が活性化し、心拍数も有意に低下、かなりのリラックス効果が見られました。
これは、スピーカーから自然の音を流したり、パソコンのモニターで自然の画像を見るだけの『偽物の自然』でも効果があるということです。
偽物で効果があるならば、自然の中を駆け回るバイクはかなり効果的と言えそうですね。ツーリングに出かけるだけで、そこにあるのは『本物の自然』だからです。
ツーリング途中で公園に寄るべき理由

さらに読み進めると、公園が自然とふれ合える場所として最適と書かれています。
クイーンズランド大学が2016年に行なった研究については以下の通り。
・鬱病の場合は、週に1回30分ほど自然のなかにいれば、自然とのふれ合いがない人にくらべて発症リスクが37%も低下する
・高血圧の場合は、週に1回30分のラインを超えたあたりから症状が改善していく
これらの数値は自然の接触時間とほぼ連動しており、公園に行けばいくほど心と体は改善していきます。
引用元:「最高の体調」 鈴木裕
公園に30分いるだけで体にとても良い効果があることがわかります。
ツーリングの途中で公園に立ち寄ったらもはや最強ですね。移動中も自然、移動した先でも自然なので、自然とのふれ合いのオンパレードです。
ツーリングでは公園に立ち寄って缶コーヒーでも飲みながら休憩しましょう。
最終段階はバイクでのキャンプツーリングだ!

「最高の体調」では、公園よりもさらにレベルアップした例として「3泊4日だけ旧石器時代に近い暮らしをしてみる」という実験の記載がありました。
「旧石器時代に近い暮らし」を簡単に説明すると、電子機器なし、野菜を中心とした食事、良質な睡眠……みたいなことです。正確には食事にはもう少し制限はあったようですが。
その効果は……
被験者の体重は平均で7.5%減り、内臓脂肪も14.4%改善。インスリン抵抗性(糖尿病リスクの指標)にいたっては57.8%もの改善を見せていました。
引用元:「最高の体調」 鈴木裕
すごい効果ですよね。
そして、読みながら僕は思いました。
- キャンプしながらのツーリング旅も一緒なのでは?
食事は違うかもしれませんが、この実験とキャンプツーリングがとても似てるように感じました。
つまり、僕の言いたいことは、
- 「健康に良いからどんどんバイク乗りましょ!」
- 「キャンプツーリングにはどんどん行きましょ!」
▼キャンプツーリングに興味が出た方はこちらもどうぞ▼
まとめ
自然とのふれ合いがもつ絶大な効果とバイクを繋げて考えると、バイクは素晴らしい乗り物だと再確認できました。
「体調を整えるためにバイクに乗る」
「体を癒すためにバイク乗る」
これを知ってることには大きな意味があると思っていて、バイクに乗ることが無駄ではないという証明になります。もし誰かにバイクを降りるように言われても反論の材料にもなりますよね(笑)
お互い素敵なバイクライフを送りましょう!
▼鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力などの解決方法を科学的根拠のもと解説していて、とても面白い本でした(おすすめ!)▼
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