
「バイクでツーリングに行きたいけど、ルートってどうやって決めたらいいの?」
この記事はそんな方に向けて書いています。
バイク初心者の方は、ツーリングをしようにもやり方がわからなくて困りますよね。
なので、僕が10年間のバイクライフで学んだ「ツーリングルートの決め方」をご紹介しますね。
実際にやっている方法なので参考になるはずですよ。
ツーリングルートを決める為に必要なのは3つ!

ツーリングルートを決める為に必要なのは、
- 目的を決める
- 目的地を決める
- ルートを決める
の3つです。
これから順番に説明していきますね。
1.ツーリングの目的を決める
まず、「バイクに乗って(ツーリングで)何がしたいのか」を決めます。
難しく考える必要はありません。
例えば、
- 美味しい物を食べたい
- 道の駅のスタンプを集めたい
- 神社やお寺参りをしたい
- 写真が撮りたい
- お気に入りの場所でのんびりしたい
- とにかくバイクで走りたい
などです。
目的の決め方は「バイクツーリングの目的はこう決める!おすすめの方法7選!」で詳しく説明しています。
パッと思いつかない方はそちらをあわせてチェックしてみてくださいね。
2.ツーリングの目的地を決める
目的が決まったら、それに合った目的地を決めます。
「美味しい物を食べたい」が目的なら「美味しいものが食べられるお店はどこかな?」を考えるわけですね。
「1回のツーリングにつき目的地(目的)はひとつ」という制限はないので、組み合わせるのがおすすめです。
そうすればどんどんツーリングの充実度は上がっていきます。
例えば、
- 美味しい食べ物を食べに行く
>>>【住吉飯店】たっぷりのえびを堪能!「えびそば」を味わう千葉県ツーリングのご提案 - 神社やお寺参りをしたい
>>>三浦半島のおすすめツーリングスポット!僕が「観音崎」と「東叶神社」に行く理由 - 写真を撮りたい
>>>【北海道ツーリング】バイクで行きたい絶景写真スポット9選(道東・道北編)
といった感じです。
3.ツーリングのルートを決める
ツーリングの目的地が決まったら、具体的なルートを決めていきます。
目的地を繋ぐ作業ですね。
ナビなら目的地を入力するだけで勝手に最短(効率の良い)ルートを案内してくれますが、僕のおすすめは自分で考えながらルートを組んでいく方法です。
理由は、それ自体もツーリングの楽しみだからです。道を想像しながらルートを組んでみてくださいね。
それでは具体的な方法を説明します。
まず、地図を見ながら目的地までのルートを主要な国道で繋げます。
この作業まではナビを使用してもいいと思います。
主要な国道で繋げる理由は、ルートが作りやすいからです。
国道は広くて走りやすく、看板が多いので迷いにくいのでツーリングルートのベースになります。
ただ、国道は交通量が多く、走っていてもつまらないですよね。
せっかくバイクなので、峠のようなくねくねした道も走りたいわけです。
なので、国道で作ったベースに自分が走りたい道を追加していくのです。
そうすれば、目的地を見失うことなくルートを組むことができますよ。
ツーリングルートを選ぶ時のポイント

自分でルートを選んでいくわけですが、「さあ、選んでみて!」と言われても困りますよね。
なので、選ぶポイントを4つご紹介します。
- 紙の地図を使う
- 総走行距離は往復200kmが目安
- 交通量が多い道を避ける
- 〇〇沿いを走る
1.ルート選びには「紙の地図」を使う
ツーリングルートを考える時に強い味方となってくれるのが「紙の地図」です。
具体的に言うと、ツーリングマップルですね。
ツーリングマップルとは、ツーリング情報が満載の地図本です。
バイク乗りの必需品と言っても過言ではありません。

いえ、ツーリングの場合は一概には言えません。
例えば、「全体がパッと見える」、「拡大縮小をする必要がない」、「すぐに書き込める」というのは紙の地図だけが持つメリットです。
おまけに電池切れの心配もありません。
実際に使ってみるとわかりますが、ツーリングには紙の地図がおすすめです。
ルートを選ぶ時は、紙の地図上で道の様子を想像するのがポイントです。
慣れてくると地図だけで道の様子がわかるようになりますよ。
そうなれば、理想のツーリングルートが簡単に組み立てられるようになります。
最初はストリートビューで実際の道の様子を見ながらでもいいので、ツーリングマップルを使いながらツーリングルートを組み立ててみてくださいね。
\僕も愛用しています!/
2.走行距離は往復200kmが目安
ツーリングは、満足感と適度な疲労感が得られるのが理想。
疲れすぎると事故につながって危険です。
初心者の方は、日帰り往復で200km以内を目安にツーリングルートを組むのがおすすめです。
体力に自信がない方はもっと短くてもいいと思います。
満足感と適度な疲労感が得られるツーリングの距離には個人差がありますので、経験をしながら調整してみてくださいね。
ちなみに、僕は日帰りで300㎞くらいでツーリングルートを組むことが多いです。
1日で500㎞以上走ったこともありますが、走れる距離と楽しめる距離はまた別だと思っています。
3.交通量が多い道を避ける
疲労に直結し、ツーリングの楽しさを奪うのが道路の渋滞です。
バイクの場合、「クラッチ操作」や「止まった時に車体を支える動作」があるのでクルマ以上に渋滞は辛いですよね。
僕が渋滞を回避する為にしている主なことは、
- 国道より県道を選ぶ
- 市街地は避ける
の2つです。
簡単に言うと、
- 混雑する道路はルートから外す
と言うことですね。
ツーリングは、田園が広がる田舎っぽい道や交通量の少ない道を走るほうが気持ちがいいです。
そして、そんな道は国道よりも県道に多い傾向があります。
なので、少しくらい遠回りになろうともツーリングルートには県道を採用するのがおすすめです。
国道は、国が建設し管理している道路(一般国道と高速道路がそれに該当します)のこと。
県道というのは県が建設・管理している道路のことです。
県道の例として有名なのが、東京都にある「東京都道318号環状七号線」、通称「環七」です。
また、市街地は交通量が多く混雑しがちなので可能なら避けたい。
国道より県道を走るほうが良いのは先ほど説明したとおりですが、どうしても国道を通りたい場合もありますよね。
主要な国道の場合は旧道(古い道)があったりするので、そちらを選ぶと比較的空いてたりしますよ。
地図を見て、回避経路を探してみてくださいね。
▼渋滞回避には時間帯をズラすのも有効です!▼
4.〇〇沿いを走る
ツーリングルートには、「〇〇沿い」を組み込むといいですよ。
例えば、
- 海沿い
- 山沿い
- 川沿い
- 湖沿い
などですね。
理由は、そのほうが景色が良くてバイクで走っていて気持ちいいからです。
簡単なことですが、この感情的に魅力的な道はナビに任せると排除されてしまいます。
それはもったいないですよね。
だから僕はナビにルート取りを任せたくないのです。
効率が悪くても、気持ちがワクワクする道をバイクで走るほうが価値があると思います。
そもそもツーリングなんて、効率を求めるものではないですからね。
バイク乗りはやたらと端っこが大好きです。岬なんかも特に意味もなく立ち寄ります。
でも、それでいいんです。
そんなことの積み重ねていると想像以上に景色が良い場所とか、思いがけない発見に巡り会えるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「バイクでツーリングに行きたいけど、ルートってどうやって決めたらいいの?」
そんな方のお役に立てれば嬉しいです。
特にお伝えしたかったのは、「ツーリングルートを決めるのは楽しいよ!」ということ。
ぜひナビではなく紙の地図で、自分で考えてツーリングのルートを組んでみてくださいね。
最初は難しいかもしれませんが大丈夫です。きっとすぐに慣れますよ。
僕もそうでしたから。
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