この記事では、バイクツーリングをするなら知っておきたい「紙の地図の魅力」をご紹介します。
どこに行くにもナビを使っていませんか?
もちろんナビは便利ですが、紙の地図にはナビにはない魅力がたくさんあります。
だから、ツーリングには、
- 紙の地図とナビの両方を使うのがおすすめ
です。
これからその理由をお話ししますね。
この記事の内容を知っているだけで、ツーリングがより楽しくなるはずですよ。
紙の地図の魅力ってなに?
1.全体を把握しやすい
紙の地図は、ナビと比べると
- 縮尺が変化しない
ところが魅力です。
なぜなら、現在地と目的地の位置関係など、全体を把握するのにとても便利だからです。
いくつか例をお話ししますね。
まず、全体を俯瞰して見られるので、
- 行き先を見つけやすい
です。
と思うかもしれませんが、それは行き先に検討がついている場合に限ります。
ナビで検索するには、何らかの文字を打つ必要がありますよね。
そうではなく、現在地を中心に当てもなく目的地を探す場合は、俯瞰できる紙の地図が便利です。
僕はこの方法で素敵な神社に出会えました。
【関連】バイクツーリングの目的はこう決める!おすすめの方法7選!
また、紙の地図は、
- 複数人で見る
ようなシーンも得意です。
スマホのナビを見ている時、画面を忙しくズームやスライドしていますよね。なぜなら画面が小さくて情報が収まりきらないからです。
これでは複数人で眺めながら目的地の相談もしにくいですね。
でも、A4サイズの紙の地図ならその問題は解決です。
みんなで輪になって1枚の地図を眺めながら、快適に相談ができるのです。
2.ルートを考える楽しみが増える
そんな状態でバイクを運転するのはもったいないですよ。
なぜなら、
- ルートを考えるのも楽しみ
だからです。
ナビとは違って紙の地図は、自動でルートを決めてくれません。
だからこそ、自分でルートを考える癖がつきます。
「この道はどんな道だろう?交通量は多いかな?景色はいいかな?」
そんなことを考えながらルートを組み立てるのは楽しいものです。
【参考】ツーリングルートはどうやって決める?おすすめの決め方とコツ
3.道を覚える
ナビとは違って紙の地図は、目的地まで音声で案内してくれません。
だから、ツーリング中は常に自分の位置と進む方向を意識する必要があります。
この状況が続くと、
- 自然と道を覚える
ようになります。
紙の地図を使っていると、ナビとは比べ物にならないほどたくさんの情報をキャッチできますよ。
「この道は前に走ったことがあるぞ。この道はあの道につながっていて、あそこのラーメンはいつも行列ができている。」
些細なことかもしれませんが、ナビの言う通りに走っていたら認識できなかった情報です。
人生の貴重な時間を消費してバイクに乗っているのですから、その経験をもれなく自分の血肉にしたいですよね。
もしかしたら、そうやって仕入れた情報が誰かの役に立つかもしれませんよ。
僕はツーリングで見つけた近道を友達に教えて喜ばれたことがあります(笑)
ちなみに、首都高速が苦手な方はぜひ紙の地図を利用してみてくださいね。走るルートを覚える感覚が首都高速をスムーズに通過する手助けをしてくれますよ。
【関連】怖い首都高速をスムーズに通過する為のたったひとつのコツ
4.自分の手で書き込める
紙の地図は、美味しいお店や素敵な景色を見つけたら
- その場ですぐに書き込める
のも特徴です。
自分の字で書かれたメモはいいものです。その当時の記憶が鮮明に戻ってくるからです。
僕のツーリングマップル には、美味しかったお店のメモや訪れた日付などたくさん書き込んであります。世界に一つだけしかない地図になった気がして気分がいいです(笑)
メモを見ながら「久々にここに行こうかな」と始まる旅も悪くないですね。
5.アナログなので電源が不要
紙の地図には、
- 電池切れ
がありません。
電源が確保しにくいバイクにとって、電池も充電もいらないのはとても嬉しいポイントですよね。
紙の地図のデメリット
1.情報が更新されない
紙の地図は、
- 情報が更新されない
がデメリットのひとつです。
道は延びたり、合流したり、なくなったりと常に変化しています。
ナビならすぐに情報が更新されますが、紙の地図は新調しない限り更新されることはありません。
なので、地図とは違う現実に驚くことがあります。
ただ、それもひとつの思い出ですし、自分の手で書き足していくのも楽しいですよ。
2.ページをめくるのが面倒臭い
アナログの宿命とも言えますが、
- ページをめくるのが面倒臭い
ですね。
ただ、ページをめくった時の「進んでいる感」はモチベーションが上がるので僕は嫌いではありません。
3.ズームができない
メリットでもあり、デメリットでもあるのが、
- ズームができない
ということです。
「ここだけもっと詳細に見たい」という時は少し不便です。
例えば、街中で目的のお店を探す時などですね。
できれば事前に目印を把握しておくといいですよ。
4.現在地がすぐにわからない
ナビと比べると紙の地図は、
- 現在地の把握が難しい
です。
慣れるとそこまで困ることはないですが、迷子になった時はGPSですぐに自分の居場所がわかるナビのほうに軍杯が上がります。
【関連】誰でも今すぐできる!ツーリングマップル(地図帳)で現在地を把握する方法
紙の地図の弱点はナビで補う
先ほどご紹介したとおり、紙の地図にもデメリットはあります。
だから僕は、
- 紙の地図とナビの両方を使うのがおすすめ
だと考えています。
例えば、紙の地図で目的地を設定して、道に迷った時はナビを活用する、などですね。
両方を使いこなせるようになると、ツーリングがより充実しますよ。
ナビだけを利用しているなら、紙の地図も使わないともったいないです。
紙の地図はツーリングマップルがおすすめ
僕は、バイクに乗り始めてから10年間ずっとツーリングマップル(紙の地図)を愛用しています。
ツーリングマップルの魅力は、
- バイク乗り目線で情報が整理されている
- 水に濡れても破れにくい紙でできている
- 折り曲げに強い製本
- 景色の良い道や絶景、グルメ情報が満載
です。(他にもありますが主な魅力に絞ります)
バイク乗りの方が実際に走って、取材した情報をまとめたものがツーリングマップルです。
道の情報やお店の情報、注意事項など徹底的にバイク乗り目線で構成されています。
必需品と言っても過言ではないので、ぜひ購入してじっくりと読み込んでみてください。
ツーリングマップルがあるのとないのでは、ツーリングの充実具合がまったく違いますよ。
※ツーリングマップルはエリアごとに分かれています。あなたの地域に合ったものを購入してくださいね。
\紙の地図は定期的に買い替えましょう/
まとめ
誰が何と言おうと現代の主流はナビです。
でも、だからこそ紙の地図を使うことに大きな意味があります。
他の人が知らない楽しみ方ができると考えれば、悪くない選択ですよね。
紙の地図を買ったからと言って、ナビを使ってはいけないなんてルールはありません。
それぞれのいいところを利用して思う存分にバイクに乗ってツーリングを楽しみましょう!
\地図を見るためにタンクバッグを愛用してます/
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