この記事では、初めての北海道ツーリングを企画する際に悩むであろう、「北海道までどうやって行くか?」について書いていきます。
“自走”と“フェリー”の両方を経験した僕の感想を、メリットとデメリットに分けてご紹介するので、後悔のない選択のお役立てください。
北海道への移動で“自走“と“フェリー“に注目する理由
そもそもなぜ自走とフェリーを取り上げるのか?
それはこの2つが、現実的かつバイク乗りのニーズにマッチしている方法だからです。
そう言うと、「他にも方法はあるよね?」と思う人もいるでしょう。たしかに、飛行機や電車を使うなど、北海道への移動手段は他にもあります。
例えば、『人間は飛行機(新幹線)で行き、バイクは輸送(もしくは現地でレンタル)する』みたいな感じですね。でも、個人的にこの選択肢はなしです。
まず、バイクの輸送にはお金がかかりすぎます。たしかに、金銭的な余裕があれば、移動時間が短縮できるので素敵な選択肢かもしれません。でも、残念ながら僕はお金持ちではないので、現実的ではありません。
次に、レンタルバイクを利用する方法ですが、これでは自分のバイクで北海道ツーリングができません。これは寂しいので、この選択肢は選びません。
というわけで、消去法の結果、僕に残る選択肢は、“自走”と“フェリー”の2つとなります。だから、この2つの方法に注目してお話ししていきます。
“自走“と“フェリー“はどっちがおすすめ?
では、自走とフェリーどっちがいいのか?
結論を言うと、『どっちもいい!』です。
両方とも経験して、どちらにもメリットとデメリットがあると思いました。と言うと、「は?どっちがいいか言えや!」と怒られそうなので、もう少し具体的な意見を書くと、
- 一度は自走を経験して、後はフェリーを利用する
のがいいと思います。
個人的に自走は疲れるので、何度もしたくありません。でも、やっといて損はないと思うの。
「じゃあ、私は自走とフェリーのどれから始めればいいの?」という質問が来そうなので、これから両方のメリットとデメリットをご紹介します。そのうえで、あなたの好きなほうから始めてみてください。
自走で北海道に行くメリットとデメリット
自走のメリット
僕が実際に自走して感じたメリットは、
- 自分の力で北海道まで移動したという達成感
- 途中で本州のツーリングスポットに立ち寄れる
- 好きな時間に出発できる
- 交通費を安く出来る(かもしれない)
です。
様々な公共交通機関がある中であえてそれを利用せず、自分の運転だけで長距離を移動し切る。その時の達成感たるや、何にも代えがたいものがあります。途中で「僕は一体何をしているんだろう?」という、虚無感にとらわれつつも前進した経験は、のちに良い思い出となります。
さらに、北海道に向かう途中でツーリングを楽しめるのも、自走のメリットです。僕は、東北に立ち寄ってツーリングを楽しみました。関西以西から出発する人は長野県に寄れるので、ビーナスラインも堪能するドリームプランも不可能ではありません。
船の出航時間に縛られないのも自走の特権です。仕事が終わってから仮眠して、関西から夜通し走って北海道を目指す人もいます。(僕の父は昔そうしていたらしいです)
自走のほうが交通費は安くなる傾向ですが、これは出発地にもよりますね。自走でかかるガソリン代と高速代とフェリー代(青森ー北海道間)を全行程フェリー代と比較して確認できます。
自走のデメリット
自走のデメリットは、
- 体力的に疲労する
- 時間が読みにくい
- 交通事故のリスクがある
かなと思います。
多くの人にとって北海道は遠いはずなので、自走はとっても疲れます。その状態で、北海道ツーリングに突入するとこになるので、ここはデメリットですね。
また、スケジュールにズレが生じやすいのも、デメリットかなと思います。フェリーなら寝ていても決まった時間に到着しますが、自走の場合は休憩を増やすとどんどん到着が遅れていきます。これはツラいところですね。
交通事故のリスクも見逃せません。長距離かつ夜間に走ることも想定されるので、注意して運転したいところです。
以上、自走のメリットとデメリットでした。次項ではフェリーのメリットとデメリットを紹介します。
フェリーで北海道に行くメリットとデメリット
フェリーのメリット
フェリーのメリットは、
- 体力を温存できる
- 時間が読みやすい
- 交通事故のリスクがない
- 下船するときのワクワク感がたまらない
です。自走のデメリットを反対にした感じですかね。
寝てても北海道に着くので、万全の状態で北海道ツーリングを開始できるのは大きなメリットです。
船内で過ごす時間も魅力のひとつで、お風呂に入ったり景色を眺めたりと、普段の生活よりのんびり過ごせるので、僕は好きです。
「いよいよ下船!」となった時のワクワク感も、フェリーの魅力。バイクに荷物を積んで、同じくウキウキしている旅人に混じって、下船の合図を前のめりで待っている時間は、本当に最高です。船から下りれば、そこはもう北の大地ですからね。
フェリーのデメリット
逆に、フェリーのデメリットは、
- 出港時間が決まっている
というところでしょうか。
出航時間が決まっているし、都会のJRのように1日に何十本もあるわけではないので、少々融通がききにくいです。しかし、それ以外で大きなデメリットは感じません。
ただ、出発場所によっては自走のほうが、所要時間は短く、交通費は安くなる可能性はあります。
\バイクでフェリーに乗る方法はこちらにまとめてます/
あなたにあった移動で北海道ツーリングを楽しんでください
以上、僕の経験から自走とフェリーのメリットとデメリットをお話ししました。
正直に言うと、僕はフェリーを使った回数のほうが多いです。自走は体力的にツラい……(笑)
でも、自走は経験したほうがいいです。『北海道まで自分の運転で移動したことがある』というのは想像以上に自信になりました。もはや、どこにでも行ける気がしてきます。
フェリーに大きなデメリットはありませんが、自走と同じメリットを享受できるわけではありません。自走には自走にしかない良さが間違いなくありました。
それぞれの良さを比較検討して、後悔しないほうを選んでください。
お互い北海度ツーリングを楽しみましょう!(^ ^)
\北海道ツーリングに役立つ知識はこちらにまとめてます/
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