
- ソロツーリングの魅力が知りたい
- ひとり旅が不安だけどどうすればいいかわからない
- 失敗しないソロツーリングのやり方を教えて!
ソロツーリングを始めようとする方にとって、『ひとり』というのは大きな壁になることが多いです。
僕はバイクに乗り始めて12年間、ひたすらソロツーリングをしてきました。そのおかげで、『ひとり』の良さも厳しさも身を持って体験しています。
そこでこの記事では、僕の経験を活かして、ソロツーリングの魅力とやり方から不安の解消法までを完全解説します。
この記事を読めば、「ソロツーリングで失敗しないために本当に必要なこと」が全てわかるので、バイク初心者でも安心してひとり旅ができるようになります。
ソロツーリングの魅力【3選】

ソロツーリングの魅力は以下の3つです。
- ひとり旅ならではの自由を味わえる
- ひとりだからこそ人と会話する機会が増える
- ひとり旅を終えた自分に自信がつく(成長できる)
ひとり旅ならではの自由を味わえる
冒頭では『ひとり』であることを壁だと言いましたが、ソロツーリングの魅力もまた『ひとり』であることです。
ひとりだからこそ、自分で全てを決めることができます。
気が進まないことをする必要はありませんし、団体行動特有の窮屈感を感じることもありません。
他人の言動に左右されず、自分の好きなときに、好きなところへ、好きなペースで、好きなだけ、旅を楽しむことができます。
この自由さがソロツーリング最大の魅力です。

今日は天気がいいなあ…よし、キャンプツーリングに行こう!

なんか疲れたから後の予定はキャンセルしてもう帰ろう
こんな風に思いつきで行動できるスピード感、これこそひとりの強みです!
ひとりだからこそ人と会話する機会が増える
友達との旅行では、どうしても友達だけとの会話になってしまいがちです。(もちろんそれはそれで楽しいですが)
一方、ソロツーリングはひとりだからこそ、他人に話しかけられやすかったり、話しかけやすかったりします。
例えば、「どちらへ行かれるんですか?」と話しかけられたり、逆に「どこから来られたんですか?」と話かけたり。僕自身、キャンプ場で会った人とご飯を食べたりお酒を飲んだりしたことも1度や2度ではありません。
このような旅先での些細な交流こそ数年経ってもよく覚えているもので、旅を彩る超重要な要素になります。
自然と交流が生まれる、これもソロツーリングならではの魅力です。
ひとり旅を終えた自分に自信がつく(成長できる)
ソロツーリングでは、段取りもトラブル対処も自分ひとりで行う必要があります。
特にトラブルを自力で切り抜けた経験は、その後の自信になります。
僕の例で恐縮ですが、走行中にクラッチワイヤーが切れたり、速度計が故障したり、エンジンがかからなくなったり、バッテリーが上がったり、オイルランプが点灯したり、クラッチオイルが漏れたり、嵐に見舞われたり……書き出してみると結構トラブルにあってますね(笑)
時にはその場で会った人の助けも借りながらですが、幸運にも大きな問題なく切り抜けてこれました。
そんなソロツーリングを通して「何事も結構なんとかなる」という自信がついたし、「人への感謝」と「助け合いの精神」を学びました。
これらは日常生活や仕事で活かされています。
仕事での度重なるトラブル対処の末、職場の人から「火消しのぺけらいふ(仮名)」という称号を得たのもまた、ソロツーリングでの経験のおかげです。
ソロツーリングでのエピソード集
豚汁をご馳走してくれたキャンプ場の管理人さん、破天荒な旅人、元カニ族の親切なおじさん、道を教えてくれた軽トラのおじさん、カフェで会ったダンディなおじさん、などなど。
僕がソロツーリングをしていて出会った人とのエピソードを以下にまとめています。
»だから一人旅はやめられない!旅先での出会いと忘れられないエピソード集
ソロツーリングのやり方

ここでは具体的にソロツーリングのやり方を解説します。
- 持ち物を揃える
- 目的を決める
- ルートを選ぶ

たった3ステップですので、難しくはありません。
持ち物を揃える
ソロツーリングだからといって特別必要なものはありません。
バイクに乗る際に必要な以下を確実に揃えましょう。
- 靴
- グローブ
- ジャケット
- ヘルメット
- レインスーツ
個人的には多少高価でも有名メーカーの商品を購入するのがおすすめです。質が良いものは使い心地も良いし長持ちするので、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。
僕は、WINGLOVE(靴)、JRP(グローブ)、SIMPSON(ジャケット)、Arai(ヘルメット)、RSタイチ(レインスーツ)を愛用しています。
愛用している商品については以下で詳しく解説しています。
»おすすめのバイク用品まとめ!絶賛愛用中の買ってよかった厳選グッズ10選!
目的を決める
ソロツーリングに慣れないうちは、目的の設定に苦慮するかもしれません。
ツーリングの鉄板とも言える目的はグルメですが、ひとりでお店に入るのが苦手な方もいるはず。
そこでおすすめなのは、「道の駅スタンプラリー」です。
道の駅には、地元の物が集結していて立ち寄るだけでも楽しいですし、トイレ等の休憩機能も充実しています。
初めてのエリアを訪れるきっかけになるし、スタンプ台帳は各道の駅で購入(数百円)できるので活用しないと損です。
その他ツーリングの目的は以下にまとめていますので、参考になれば嬉しいです。
»バイクツーリングの目的はこう決める!超おすすめの例7選!
ルートを選ぶ
「これまで他の人がルート選定していた」という方に向けて、ルートを選ぶ方法を簡単に記載しておきます。
僕は、以下の2ステップでルートを決めています。
- Googleマップに目的地を入れてルートを検索
- ルートを自分好みに修正する
ルートの修正には、バイク乗り目線でグルメ、景色の良い道、走行時の注意点がたっぷり収録されているツーリングマップルを使用するのがおすすめ。
走行距離が長くなりすぎないように注意しながら、交通量が多い道を避けたり、景色の良さそうな道を組み込んでツーリングルートを完成させます。
ルート選定の詳細は以下で動画付きで解説しています。
»バイクツーリングのルートを決める具体的な方法
ソロツーリングの楽しみ方
僕がよくしている、ソロツーリングの魅力(自由さ、出会い、成長)を最大限に活かした楽しみ方を紹介します。
- キャンプツーリング
- 北海道ツーリング
キャンプツーリング

複数人でのキャンプも楽しいですが、ソロキャンプもまた乙なものです。
キャンプ場までのツーリングを自由気ままに楽しみ、キャンプ場に着いたらひとりでのんびり過ごします。
好きな時間に好きなものを食べて、好きなタイミングで温泉に入って、好きなように寝る。
自然の中でこんな風に過ごすことで、日頃の疲れがドサッと取れます。
キャンプツーリングのやり方と持ち物は以下で詳しく解説しています。
»キャンプツーリングのやり方と持ち物を初心者向けに徹底解説!【完全保存版】
北海道ツーリング

僕は1週間以上の北海道ソロツーリングを5回以上は経験しています。
北海道ツーリングはまさにソロツーリングの魅力が全部詰めこまれたお得パックのようなもの。
その主な理由は以下の2つです。
- ソロツーリングの自由さを最大限に引き出す環境が揃っている
- ソロツーリング特有の出会いに恵まれやすい
ソロツーリングの自由さを最大限に引き出す環境が揃っている
北海道は格安かつ良質なキャンプ場や宿がそこらじゅうにあります。
特にキャンプ場は当日予約OKなことが多いので(そもそも予約不要なこともある)、宿泊先を決めずに自由気ままにバイクを走らせやすい環境ができあがっています。
とほ宿やユースホステルなど旅人に優しい宿が多いのも北海道の特徴。
交通量は少なく景色も良いので、行きたい場所にバイクでストレスなく移動することができます。
ソロツーリング特有の出会いに恵まれやすい
北海道はバイクの聖地と呼ばれているほど、バイクでの旅人が多い地域です。
その分、バイク乗り同士の交流も盛ん。
バイク乗り同士の交流の代表的な例として、道のすれ違いざまに挨拶する行為(通称:ヤエー)があります。
お互いバイクに乗っているという共通点だけで手を振ったり、会釈をして挨拶をする北海道ならではの文化です(北海道以外の一部地域でも行われていますが)。
初めての方は戸惑うかもしれませんが、慣れると挨拶をするたびにフワッと嬉しい気持ちになります。
バイク乗り同士の挨拶のやり方や意味については以下で詳しく紹介しています。
»バイク乗り独特の挨拶や合図とは?やり方と意味を知っておこう!
挨拶だけではなく、駐車場等では初対面のバイク乗り同士で自然と会話が生まれます。
キャンプ場や宿で出会った人と一緒に会話しながら食事やお酒を飲むシーンも全く珍しくありません。
ソロツーリングのほうがお互い話しかけやすいので、この出会いの機会を最大限に活かすことができます。
北海道ツーリングのやり方や費用は以下で詳しく解説しています。
»【完全保存】北海道ツーリングのやり方を徹底解説!日程、費用、持ち物、ルートの詳細まで公開
ソロツーリングのデメリット(不安)とその解消法

ソロツーリングのデメリットは以下の2つです。
- 他人と経験を共有しにくい
- ひとりでトラブル対処をしなければならない
他人と経験を共有しにくい
ソロツーリングは基本的にひとりなので、楽しいことや美味しいものを親しい人と共有するのが難しいです。
対処法として考えられるのは、SNSやLINEなどで思い出を共有することでしょうか。
通信技術が発達したので、このデメリットは少し軽減されたように感じますが、デメリットとしては残り続けるかなと思います。
ひとりでトラブル対処をしなければならない

ガス欠ひとつとっても、仲間がいればその場でガソリンを分けて貰えばいいだけですが、ソロツーリングではそうはいきません。
このようにソロであるが故にトラブル対処の難易度は格段に上がります。
僕自身、ひとりではどうしようもなく、JAFのお世話になったことが3回あります。
僕が10年以上、JAF会員なのはそのような経験があるからです。
高品質ロードサービス(故障、パンク、ガス欠、バッテリー上がりもれなく対象!)が、JAF会員なら「無料」で「何度でも」受けられるので、安心してソロツーリングができます。
ソロツーリングを安心して楽しみたいなら、JAFは本当におすすめです。
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