- キャンプツーリングの魅力とは?
- キャンプツーリングに必要な物を教えてほしい
- 失敗しないためのテクニックを知りたい!
そんな人に向けてこの記事では、キャンプツーリングに必要な知識を網羅的に解説します。
10年のバイク歴、日本各地でのキャンプツーリングを経験して学んだ全てを詰め込みました。
この記事を読めば「キャンプツーリングの魅力と失敗しないやり方、必要な持ち物」が全て分かります。
疑問を解消して、不安なくキャンプツーリングへ出発しましょう!
キャンプツーリングの魅力【5つ】
キャンプツーリングの魅力は次の5つです。
- 時間制限が少なくてツーリングの自由度が高い
- テント周辺のマイスペースは居心地が良い
- 宿泊費を節約できる
- 自然とのふれ合いが体調を整える
- 旅の濃厚な思い出が作れる
とにかく自由度が高いのが大きな魅力。
キャンプ場によっては予約不要だったり、チェックインやアウトの制限が緩かったりするので、気ままな旅ができます。
完全にマイスペースなテントは、旅の疲れも十分に癒してくれます。
それでいて宿泊費が安いので、まさに安かろう”良”かろうと言ったところ。
キャンプツーリングの魅力について語り出すと長くなるので、一旦ここまでにします。
キャンプツーリングを隅々まで楽しみたい人は、以下も合わせてお読みください。
≫キャンプツーリングの魅力とは?バイク特有の楽しみ5選【キャンプ初心者必見】
失敗しないキャンプツーリングのやり方
失敗しないキャンプツーリングのやり方を6つの手順で解説します。
- キャンプ道具を揃える
- 目的に合ったキャンプ場を選ぶ
- ツーリングを楽しみながらキャンプ場へ向かう
- テントを設営して寝床を作る
- キャンプ飯を堪能する
- のんびり焚き火をする
キャンプ道具を揃える
まず最初は道具を揃えることからです。
ただしこの段階では、必要最低限の道具だけを揃えてください。
間違っても一気に揃えないこと。じっくりと道具選びを楽しみましょう。
経験しながら徐々に追加していくことで無駄なく、良い選択ができます。
「必要最低限の道具」だけを知りたい方は以下をお読みください。
»11年かけて厳選したキャンプツーリング道具一式を紹介!コンパクトでコスパ抜群なバイク乗り向け製品
目的に合ったキャンプ場を選ぶ
キャンプ場選びは、キャンプ全体の満足度を左右する部分です。慎重に選びましょう。
僕が重要視していて、初心者にもおすすめな条件は次の4つです。
- 乗り入れ可能
- 雰囲気(景色)が良い
- 近くに温泉がある
- 焚き火可能
全ての条件が揃うことは稀ですが、こだわりたいポイントを決めておくと選びやすくなります。
避けたい条件も明確にしておきましょう。参考までに、僕が避けている条件も紹介しておきます。
- 設備が充実していて料金が高い
- 人が多くて混雑している
- 蚊(虫)が大量にいる
キャンプ場はトイレと炊事場があれば十分。設備が整い過ぎていると、家族連れや学生集団が集まって混雑するので、あまりおすすめしません。
虫に関しては現地で気付くことも多いですが、ブログやSNS等で口コミを確認すれば事前にわかることもあります。
特に湖畔のキャンプ場は蚊の大量発生に注意が必要。蚊取り線香などの対策を怠らないようにしてください。
それでもキャンプ場選びに迷ったら、以下を参考にしてください。
≫知らなきゃ損!バイクツーリングに合うキャンプ場の4つの条件
ツーリングを楽しみながら現地へ向かう
道中もツーリングを楽しめるのがキャンプツーリングの醍醐味です。
日帰りツーリングと同じ要領で、途中で立ち寄るグルメやスポットの情報収集をしておきましょう。いつもより行動範囲が広がるのでワクワクしますね。
注意したいのは、キャンプ場に到着する時間。
ツーリングを楽しむのはいいですが、遅くとも15時までにはキャンプ場に到着するようにしましょう。
夜のキャンプ場は想像以上に暗いです。明るいうちにテント設営やサイト周りの散策などを完了しておくと、思わぬ失敗を防げます。
そのために早朝に出発するのがおすすめ。渋滞も避けられるので一石二鳥です。
ツーリングの計画に不安がある方は、以下をお読みください。バイク初心者向けにツーリングの基礎を網羅的に解説しています。
≫【バイクの乗り方】ツーリングのやり方と基礎知識を初心者向けに徹底解説
テントと寝床を設営する
テントは以下を意識しながら設営します。
- 土や草地の平らな場所かどうか
- 調理や焚き火のスペースはどこにするか
- テント内からの眺め
多少時間はかかってもいいので、想像力を働かせて設営場所を選んでください。
例えば、トイレや炊事棟の近くは便利ですが、人通りが多くなりがちです。静かに過ごしたい人は避けた方が無難でしょう。
設営した後でも「なんか違うなあ」と思ったら躊躇なく移動してください。それほど場所はキャンプを楽しむ上で重要です。
また、設営後はすぐに寝袋も広げましょう。そうすれば空気を含んで、寝る頃にはフカフカになります。
乗り入れ可の場合、バイクの配置にもこだわりたいところ。よく見える位置にバイクを置けば、愛車を眺めながら至高のキャンプができます。(盗難防止にもなる)
寝床ができたら昼寝をしよう!
テントと寝床ができたらコーヒーを淹れて、読書をしつつ、眠くなったら1時間ほど昼寝をする。
僕はこの一連の流れがお気に入りで、毎回やっています。テント内での昼寝は最高に気持ちがいいですよ。
少し寝ておくと、夜の時間と大いに楽しめるのでおすすめです。
キャンプ飯を堪能する
「キャンプ場で食べる食事は美味い」
キャンプ経験者たちは口を揃えてそう言います。確かに、カップラーメンでもコンビニのおにぎりでも驚くほど美味しく感じます。
僕のおすすめメニューは、焼肉とホットドッグ。
肉や野菜などの食材は、ツーリング過程で地元の物を集めておくといいです。簡単ですが驚くほど美味しいキャンプ飯ができあがります。
バーナーとコッヘルさえあれば、湯が沸かせるし、簡単な料理もできます。
準備しておいて損はありません。
僕がよく食べているキャンプ飯とその作り方は、以下の記事で詳しく解説しています。
≫ソロキャンプツーリングの料理はこれで決まり!手軽で美味しいオススメ飯3つ!
\バーナーで迷った人はコレを選べばOK!/
\7年愛用中!万能コッヘル!/
のんびり焚き火をして過ごす
空いた時間で焚き火を楽しみましょう。
焚き火の魅力は以下の3つ。
- 暖をとれる
- 目と耳で癒される
- 料理に使える
まず、キャンプ場の夜は冷えるので暖をとれます。これだけでも大きな価値があります。
さらに火を眺めつつパチパチと爆ぜる音を聞くと癒されます。
手元にお酒とおつまみを用意して、ゆっくり眺めましょう。日頃の疲れがすーっと引いていくのを感じるはずです。
あと、マシュマロが焼けます。(マシュマロ以外ならベーコンとかおすすめ)
焚き火のやり方は以下で詳しく解説しているので、挑戦したい人はこちらもお読みください。
≫キャンプ初心者でもできる焚き火のやり方【後処理の方法、マナー、道具積載のコツも解説】
キャンプ場での過ごし方(具体例)
やり方はわかったけど「まだイメージがぼんやりしてるよー」という場合、以下の記事を合わせてお読みください。
僕のキャンプ場での過ごし方をまとめました。ひとつの参考事例としてください。
≫キャンプって何するの?10年目キャンパーの過ごし方(具体例あり)
キャンプツーリングの持ち物リスト
キャンプツーリングの必需品は以下の11個です。
- テント
- 椅子
- テーブル
- 寝袋
- マット
- コッヘル
- カップ
- バーナー
- ライト類
- 防水シート
- カトラリー(食器)
上記に洗面道具や着替えなど通常の宿泊で持っていく物をプラスすれば、あなたの持ち物リストが完成です。
「具体的にどの商品を買えばいいかわからないよー」
という場合は、愛用の商品を以下で詳しく紹介しているので合わせてお読みください。
コストパフォーマンスとコンパクトさは保証します。
何を買えばいいか迷ったら以下から選んでおけばまず間違ありません。
≫11年かけて厳選したキャンプツーリング道具一式を紹介!コンパクトでコスパ抜群なバイク乗り向け製品
3万円でキャンプ道具は揃います!
初めてのキャンプツーリングでは、高価な道具は全く必要ありません。3万円を目安に道具を買い揃えるとコストと質のバランスが良いです。
初心者がコストパフォーマンスを求めるなら、キャプテンスタッグというメーカーがおすすめ。(僕もお世話になりました)どれを買えばいいか迷ったら、このメーカーの物を検討してみてください。
最近では100円ショップでもキャンプ用品の取り扱いが増えてきています。上手く利用してコストを削減しましょう。
道具は事前に使用感をチェックすること
道具を購入してぶっつけ本番で使用するのは避けましょう。キャンプ場で思うようにいかず、あたふたするのがオチです。
例えば、テントは組み立てる、バーナーは火を付けるなど、前日までに必ず使用感をチェックしておきます。たったこれだけで思わぬ失敗を未然に防げます。
脱初心者!キャンプツーリングのズルいテクニック
初心者が知っておくと便利なテクニックは次の3つです。ポイントを押さえて脱初心者を目指しましょう。
- キャンプ道具の上手な積載方法
- 荷物をコンパクトにする方法
- 快適睡眠のための寝袋の使い方
キャンプ道具の上手な積載方法
長年キャンプツーリングをしてきた人の積載は、一目でわかります。美しく完成されているからです。
車と比較すると、バイクへの積載にはスキルが必要なので経験が物を言うのは間違いありません。
しかし、ご安心ください。次の3点を意識するだけで初心者でも80点の積載が簡単にできます。
- 重い物は下
- 大きい物は下
- 左右対称
特別な積載道具は不要です。「ゴムロープ」と「ツーリングネット」だけで綺麗な積載ができます。
まずゴムロープでしっかり括り付けて、その上からツーリングネットで固定するだけ。
ツーリングネットは大きめのサイズのほうが使い勝手が良いのでおすすめです。僕は、1週間の北海道ツーリングでも1泊の宿泊でも3Lサイズのツーリングネットを使用しています。
詳しい積載方法が知りたい場合、以下で詳しく解説しています。
≫【美しく積める】バイクに荷物を積載するときの秘訣3選
\【愛用品】ツーリングネットは3Lサイズが間違いなし/
荷物をコンパクトにする方法
バイクに積める荷物は多くありません。
だからこそ、荷物がコンパクトなだけで積載の難易度はかなり下がります。見た目も美しいです。
キャンプ道具などの荷物をコンパクトにするコツは次の3つです。
- 道具を減らす
- カバンで収納上限を設定する
- 道具自体をコンパクトにする
道具を詰めるカバンを決めて、荷物の上限を設定するのが簡単で確実な方法です。
絶対にそのカバンに収めるという鉄の意志があれば、自ずと荷物はコンパクトになります。
その過程では苦渋の選択もあるでしょう。
「何を持って行き、どれを置いていくか…」、この過程もキャンプツーリングの楽しみです。
以下ではアイテムごとのコンパクト化の案を解説しています。
≫キャンプ道具をコンパクトにしたい!誰でもできる簡単な方法まとめ
快適睡眠のための寝袋の使い方
快眠のために寝袋の選択と使い方は非常に重要です。
僕のおすすめの使い方は、『寝袋の重ね技』です。
次の2点を準備して、状況に合わせて組み合わせるだけです。
- 薄手の羽毛寝袋
- インナーシュラフ
具体的には、「モンベルのダウンハガー800#5」と「イスカのインナーシュラフ」を愛用しています。このセットで冬以外の3シーズンは快適に眠れています。
2つの寝袋を重ねるメリットは次の2つ。
- 季節ごとに寝袋を買う必要がないので低コスト
- 夏は片方だけにするなど微調整が効きやすい
寝袋としては2個になりますが、それぞれがコンパクトなのでそこまで嵩張りません。
特にインナーシュラフは数千円と安く、使い勝手が良いので予算に余裕があれば買っておいて損はないアイテムです。
キャンプツーリングはソロでも楽しめる?むしろ一人の方が有利なこともあります!
複数人のマスキャンプにはないソロだけの魅力は以下の3つです。
- 気遣いなく極限まで楽しめる
- 思わぬ出会いに恵まれる
- 自己解決力の向上で日常生活がより良くなる
一番の魅力は誰の影響も受けず、マイペースに楽しめること。バイクは自由な乗り物ですから、キャンプツーリングもソロで自由気ままに楽しむのが合っています。
また、ひとりぼっちと言えば良くない印象を受けがちですが、ひとりだからこそ話しかけられやすいというメリットもあります。数年、数十年後に旅を思い返した時、旅先での何気ない会話ほどよく覚えているものです。
「ひとりで何をすればいいの?」という不安があるかもしれませんが、心配ありません。
ひとりで全てをこなすソロキャンプはやることが多いですし、以下のような楽しみ方があるので、時間はいくらあっても足りません。
- 焚き火
- 読書
- 散歩
- コーヒー
- お酒
- 何もしない(をする)
ソロキャンプの魅力や具体的な楽しみ方、おすすめ道具は以下で詳しく解説しています。ソロキャンプに挑戦したい人は、あわせてお読みください。
≫バイクで行くキャンプツーリング-ソロキャンプ特有の楽しみ方を徹底解説-
まずは道具を揃えてキャンプツーリングに出かけよう!
キャンプツーリングを大きな失敗なくやりきるために、必要な情報はこれで全てです。
経験していくうちに「これはこうしたい」とか「いや、ここはこっちのほうがいいだろ」のように、この記事とは違った意見がでてくると思います。
それは素晴らしいことです。
そうなればあなたはもうキャンプツーリングの初心者ではありません。思いのまま、自分のスタイルで楽しんでください。
兎にも角にも、まずはキャンプ道具を揃えるところからですね。
繰り返しになりますが、初心者に高価な道具は不要です。
僕が使用しているおすすめの道具を以下にまとめていますので参考にしながら、準備を進めてください。
僕が愛用しているキャンプツーリング道具一式は以下で詳しく解説しています。
»11年かけて厳選したキャンプツーリング道具一式を紹介!コンパクトでコスパ抜群なバイク乗り向け製品
遠出に備えてJAFに加入しよう
キャンプツーリングは家から遠く離れることが多いです。
自宅から遠く離れた場所のガス欠、パンク、バッテリー上がり、転倒などのトラブルは、対処の難易度が格段にあがります。
せっかくのキャンプツーリングでトラブルの心配はしたくないから、僕はJAFに入会しています。(自慢できることではないですが、既に3回助けてもらいました)
高品質ロードサービス(故障、パンク、ガス欠、バッテリー上がりもれなく対象!)が、JAF会員なら「無料」で「何度でも」受けられるので、安心してキャンプツーリングを楽しめます。
JAFの詳細は以下で詳しく解説しています。
»JAFに入会する3つのメリットと年会費を実質無料にする方法【会員歴12年のヘビーユーザーが解説】