「泊まりツーリングの魅力ってなに?日帰りより優れた点と宿泊のやり方」では、泊まりツーリングをしたほうがいい理由について書きました。
まだお読みでない方はぜひそちらもご覧くださいね。
さて、この記事では「あなたのツーリングに合った宿泊先の決め方」をご紹介します。
泊まりのツーリングに慣れていない方は、どこに泊まればいいか迷うし、そもそも宿泊先にどんな選択肢があるかもわからないですよね。
この記事ではまず
- キャンプと宿の違い
をご説明します。
そして、その後で
- キャンプと宿はそれぞれどんな方が合うのか
を僕なりにまとめてお話しますね。
ぜひあなたに合った宿泊先を見つけて、素敵な泊まりツーリングを楽しんでくださいね。
キャンプのメリット・デメリット・種類
ツーリングでキャンプをするメリット
キャンプツーリングをするメリットは、
- 利用料金が安い
- 他人との接触を調節できる
- 自然の中で過ごして体調が良くなる
- チェックイン・アウトの時間制限が比較的緩い
- 乗り入れ可のキャンプ場ならバイクをそばに置ける
です。
もちろん他にもありますが、キリがないのでパッと思いつくだけに留めておきますね。
まず、キャンプのメリットは利用料の安さです。
なんと無料のキャンプ場も存在します。
有料のキャンプ場でも千円以内で宿泊できるところが多いので、宿に泊まるよりも宿泊代を安く抑えることができます。
また、野外に泊まるスタイルなので宿よりも他人との接触を調節できるのもメリットのひとつですね。
ひとりで楽しんだり他のキャンパーさんと交流したり、自由に過ごすことができます。
チェックイン・アウトの時間制限も厳しくないところが多いです。
到着が遅れそうでも電話を入れておけば、ある程度は融通がきくので助かりますね。
個人的にはツーリングキャンプの時は乗り入れ可のキャンプ場を選ぶようにしています。
自分のすぐそばにバイクを置いて、眺めながら過ごす時間が大好きだからです。
ツーリングでキャンプをするデメリット
キャンプツーリングをするデメリットは、
- 荷物が多くなる
- 道具を揃える初期投資が必要
- 電化製品の充電ができない
- 天候の影響を受けやすい
ですね。
キャンプはテントや寝袋などの道具が必要なので、荷物が多くなりますし道具を揃える初期投資が必要になります。
ただ、積み方を工夫すればバイクにキャンプ道具を詰むことはそんなに難しくありませんよ。
【参考】誰でもすぐできる!バイクに荷物を“美しく”積載するために知っておくべきこと3つ
また、道具一式は揃えてしまえばずっと使えます。
【参考】11年かけて厳選したキャンプツーリング道具一式を紹介!コンパクトでコスパ抜群なバイク乗り向け製品
スマートフォンやデジタルカメラの充電は、モバイルバッテリーを活用しています。
【参考】予備バッテリーは不要!デジタルカメラを出先で充電する方法!
多少の雨でも前室が大きいテントならキャンプはできるので、慎重に道具を選びましょう。
【参考】ソロキャンプのテントにコールマン「ツーリングドームST」をおすすめする理由
キャンプ場の種類
キャンプ場にもたくさんの要素があります。
- 利用料金
- 乗り入れの可否焚き火の可否
- 施設の質
- 温泉からの距離
などです。
例えば、
- 利用料金による違い
を見てみましょう。
まずは、無料のキャンプ場です。
無料と聞くと荒地のようなキャンプ場をイメージしてしまうかもしれませんが、全くそんなことはありません。
有料との大きな違いは、施設の質です。
とはいえ、無料キャンプ場にも最小限(流し場とトイレ)の施設はあるので、このあたりにこだわりがない方はあまり差を感じないかもしれませんね。
次の2つはどちらも無料キャンプ場です。
▼紹介したキャンプ場の詳細はこちら▼
続いて、有料のキャンプ場です。
無料キャンプ場と比較して、施設が充実してくるのが有料キャンプ場の傾向です。
シャワー室があったり、トイレが綺麗だったり、テントを張る場所が綺麗に整備されていたりするので、キャンプ初心者や女性、子供にはこちらのほうがいいかもしれませんね。
次の2枚は有料キャンプ場の写真です。
▼紹介したキャンプ場の詳細はこちら▼
\クロックスはキャンプの必需品/
例として利用料金の違いに注目しました。
他の要素も加味しながら、あなたにあったキャンプ場を見つけてくださいね。
さて、キャンプツーリングが大好きな僕ですが、3日に1度は宿に泊まることにしています。
宿にも魅力がたくさんありますので、続いてはそんな宿についてご紹介していきます。
宿のメリット・デメリット・種類
ツーリングで宿に泊まるメリット
ツーリングで宿に泊まるメリットは、
- 荷物が少なくて済む
- 電化製品の充電が可能
- 天候の影響を受けにくい
- 出会いがある
です。(他にもありますがこのくらいで留めておきます)
まず、宿を利用するメリットは荷物が少なくて済むことです。
最低限の着替えがあれば、あとは日帰りツーリングを同じ持ち物でも泊まりツーリングができます。
旅人にとって身軽なことは大きなアドバンテージですからね。
天気の影響を受けにくいのも大きなメリットと言えます。
キャンプと比べれば屋根と布団がある宿は旅の疲労回復に貢献してくれます。
また、宿で一緒になった旅人やオーナーとの出会いも素敵な旅の思い出になりますよ。
その場で出会った人たちと楽しく会話したり、情報交換するのも旅の醍醐味ですよね。
ツーリングで宿に泊まるデメリット
ツーリングで宿に泊まるデメリットは、
- キャンプに比べると利用料金が高め
- 人との接触機会が多い
- チェックイン・アウト時間は原則厳守
といったところでしょうか。
キャンプに比べると宿は利用料金が高めですが、その分だけ快適に眠れたり、電化製品の充電ができたりと恩恵がありますね。
メリットでもありデメリットでもあるのは他人との交流かなと思います。
ライダーハウスやとほ宿、ユースホステルなどは旅人同士の交流が盛んです。
一人が好きな人にとっては少し煩わしく思うかもしれません。
宿の種類
宿と言っても、
- とほ宿
- ユースホステル
- ライダーハウス
- ビジネスホテル
など多くの種類があります。
一つずつ紹介していきますね。
(1)とほ宿
とほ宿の特徴は、
- ドミトリー(男女別相部屋)の部屋がある
- 宿泊客同志が交流しやすいフリースペース(談話室)がある
- 定員の少ないアットホームな宿である
あたりでしょうか。
スタイルは様々で、民宿、ゲストハウス、ペンション、ロッジなどがあります。
旅人同士が出会って、仲良くなったり情報交換をする雰囲気が好きなので、とほ宿は僕もよく利用しています。
【参考】とほネットワーク旅人宿の会(外部リンクです)
\特典付きのガイドブックはこちら/
(2)ユースホステル
ユースホステルは、日本各地、世界各国から集まる旅人たちの交流や情報交換の場となる宿です。
ユースホステルがその地域ならではの体験プログラムや観光案内を行っていることがあるので、旅の宿としてはぴったりです。
【参考】日本ユースホステル協会(外部リンクです)
とほ宿もユースホステルも
- 老若男女問わず、旅が好きな人たちが集まる楽しい場所
です。
その日初めて会った旅人同士でご飯を食べたり会話を楽しみながらお酒を飲む、ということが日常的に行われている貴重な場所なんですね。
そんな旅の楽しみ方を僕は父から教わりましたが、友達に話すとあまり理解してもらえません。
今はあまり主流なスタイルではないのかもしれませんが、楽しいですよ。
(3)ライダーハウス
ライダーハウスは、
- 主にバイクや自転車で旅をする人が宿泊する宿
です。
宿泊料は、とほ宿やユースホステルよりも安いです。
1泊素泊まりで1,000円くらいが相場ですね。
ライダーハウスはオーナー自身が旅好きの場合が多く、他の宿泊客と一緒にお話ししながら過ごす時間は素敵な旅の思い出になります。
ただ、ライダーハウスの数は多くはありません。
比較的北海道に多いですね。
(4)ビジネスホテル
ビジネスホテルは
- とにかく快適
です。
他の人との接触もほとんどないので、ゆっくりできます。
素泊まりなら料金もとほ宿やユースホステルとあまり差はないでしょう。
ただ、ビジネスホテルは街中(駅前)にあることが多いので、バイクを置くスペースは事前に確認しておきたいところです。
あなたのツーリングに合っているのはキャンプ?宿?
さて、キャンプと宿についてメリット・デメリット・種類をお話してきました。
- 宿泊費を抑えたい
- 自然の中でのんびり過ごしたい
- 少しくらい不便でも問題ない
- 多少荷物が多くなっても構わない
に当てはまる方はキャンプが合っているかもしれません。
一方で、
- キャンプは苦手
- 他の旅人と交流したい
- 旅の荷物は最小限にしたい
という方は、とほ宿やユースホステル、ライダーハウスを検討してみてください。
- 他の旅人との交流は避けたい
- 体力回復に専念したい
他の人との交流が苦手な方や体力の回復に専念したい時は、ビジネスホテルも選択肢に入れるといいかもしれませんね。
ぜひ自分に合った宿泊先を見つけてくださいね。
参考:僕が長期のツーリングで宿泊する場合
最後に、参考として僕が1週間の北海道ツーリングに行く時にどんな宿泊プランを組んでいるかをご紹介しますね。
キャンプと宿のどっちが合っているかという話をした後ですが、僕は
- キャンプと宿の両方を組み合わせたプラン
を組みます。
一泊ならキャンプか宿の自分に合ったほうを選べばいいですが、長期のツーリングになると自分に合っているほうを軸にして両方組み合わせるのがベストかなと思います。
僕はキャンプのほうが好きなので3日間はキャンプをして1日は宿というローテーションで北海道ツーリングをしています。
宿に泊まる目的は、体力の回復、電化製品の充電、旅人との交流です。
まとめ
泊まりのツーリングがしたいけれど、どこに泊まればいいか迷っている方が、自分に合う宿泊先を見つけるヒントをこの記事内に凝縮したつもりです。
キャンプも宿もすごく楽しいですよ。
慣れてきたらぜひ自分に合っていないと判断したほうにもチャレンジしてみてくださいね。
お互いバイクライフを楽しみましょう!