「タンデムツーリングのメリットとデメリットとは?疲れる二人乗りをあえてする理由」では、タンデムツーリングのメリットとデメリットを書きました。
まだお読みで無い方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
さて、この記事では、
- タンデムツーリングのコツ
をご紹介します。
このコツのおかげで彼女(現在は妻)にも楽しんでもらえているので、効果は実証済みです。
あなたの大切な人とタンデムツーリングを楽しむ際の参考になれば幸いです。
タンデムツーリングのコツは事前説明にあり
タンデムツーリングの最大のコツは、
- 注意点や約束事を事前に説明しておく
ことです。
僕が彼女に説明していたのは、
- バイクは倒して曲がります、抵抗しないでください
- 膝で僕の腰辺りをしっかり挟んでください
- ご用の際は僕の背中を2回パンチしてください
- 持つ場所はこちらが良いかと存じます
- 乗降車の際はお声掛けをお願い致します
- シートは繊細です、蹴らないようご注意ください
の6つ。
ポイントは相手をお客さんだと思って、丁寧に説明することですね(笑)
慣れてない人にとってバイクは怖い乗り物です。
乗せるからには楽しんで貰いたいですよね。
上の6つを事前に説明する理由を少し詳しくお話しますね。
1.バイクは倒して曲がります、抵抗しないでください
僕が始めて父のバイクの後ろに乗った時、車体を傾けて曲がることに恐怖を感じました。
この恐怖で体が緊張して、無意識ながら傾かないように邪魔をしてたんですね。
案の定、「曲がりにくいから抵抗するな」と注意されました(笑)
実は父も前もって説明してくれていたのですが、それでもやっぱり怖かったです。
ただ、知らなかったらもっと驚いていたはずです。
なので、あなたがタンデムツーリングをする時もバイクが傾くことを相手に伝えておきましょう。
傾けること以外でも、例えば急加速や急ブレーキなど”急“の付く動作は驚かせてしまうので出来るだけ控えましょう。一人で乗る時よりもさらに安全運転を心がける必要があります。
2.膝で僕の腰辺りをしっかり挟んでください
同乗者には、
- ニーグリップ
を教えてあげましょう。
バイクに後ろに乗る人は、ハンドルやタンクがありません。
そのため体を安定させるのが難しく、それが怖さにつながります。
それを軽減する方法が、両膝で物をしっかりと挟んで体を安定させる「ニーグリップ」ですね。
運転手の腰辺りをしっかり挟んで、バランスをとってもらうのです。
それだけでも運転手と同乗者に一体感が生まれて、バイクも安定しますよ。
3.ご用の際は僕の背中を2回パンチしてください
バイクでの走行中はインカムがない限り会話ができません。
なので、僕は
- 止まれの合図を決めておく
ことにしています。
もちろん相手のことを考えて早めに休憩するのは大前提ですが、例えば
- 休憩したい
- 喉が渇いた
- トイレに行きたい
と思った時に運転者に伝える術を相手に与えておくのは重要です。
バイク乗りは放っておいたらノンストップで走りがちですからね。
「なんかあったらすぐ言って!」と念を押しておいたほうがいいかもしれません。
あと、信号で止まったときに「休憩する?」とか聞いてます。
4.持つ場所はこちらが良いかと存じます
バイクの後ろに乗る人は、どこを持てばいいのか悩むみたいです。
バイクによって違うので、
- 持つ場所を一緒に考えてあげるべき
です。
タンデムツーリングの印象に関わる課題です。
どこを持つかによって怖さや疲労具合が変わるので、よく会話しながら一緒にじっくり決めましょう。
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5.乗降車の際はお声掛けをお願い致します
タンデムツーリングの時は常に緊張しているとはいえど、急に乗って来られると僕でも
- 立ちゴケ
します。
車の要領で乗られると大変なので、事前にきちんと説明しておきましょう。
6.シートは繊細です、蹴らないようご注意ください
これは愛車を守るためなのですが、
- シートは蹴らないで欲しい
ですよね。
シートは繊細ですぐに傷が付きます。
と思うかもしれませんが、バイクの後ろは意外と乗りにくいので、バシバシ蹴られますよ。いや、ホントに。
なので、相手には事前にお伝えしておきましょう。
愛車を守るのもオーナーの務めです。
タンデムツーリングは服装(装備)にも気をつけよう
バイクは危険な乗り物です。
事故にあう可能性はゼロではないし、走行中に物が飛んでくるかもしれません。
バイクの後ろに乗るにあたって、相手にはきちんとした服装をしてもらいましょう。
例えば、
- 長袖
- ジーンズなど生地が厚めの長ズボン
- 運動靴かブーツ
- くるぶしが隠れる長さの靴下
- グローブ
- ヘルメット
くらいは最低限の服装・装備ですね。
オシャレに気を遣うのは二の次です。
たまに素肌が露出した状態の女の子を乗せてタンデムツーリングをしているのを見かけますが、絶対にやめましょう。
相手に「めんどくさい!」と怒られても、ここだけは譲れません。
もし理解してもらえないなら乗せないほうがいいです。
何かあってからでは遅いですからね。
【参考】おすすめのバイク用品まとめ!絶賛愛用中の買ってよかった厳選グッズ10選!
タンデムツーリングの目的地は慎重に決めよう
タンデムツーリングの目的地は、
- 相手の意見を聞きながら設定する
ほうがいいです。
僕の今までのデータでは
- グルメ
- 絶景
が安定して喜ばれますね。
走行距離にも注意が必要です。
一人なら300kmの日帰りツーリングなんて余裕かもしれませんが、タンデムツーリングだともう少し短くしたほうがいいかもしれません。
個人的には、遠くても半径100km圏内で目的地を設定するようにしています。
バイクは車と違って、後ろに乗っているだけでもかなり疲れます。
相手とよく相談しましょう。
\僕たちはツーリングマップルを見ながら相談してます/
快適なタンデムツーリングの為にサスペンションを調節する
タンデムツーリングでは、
- リアサスペンションは硬めにセッティングしたほうが快適
です。
なぜなら、乗車する人間が2人になって、バイクへの荷重が大きくなるからです。
ソロツーリング時に合わせた設定のままだと沈み込みが深くなり、シートが必要以上に上下してしまって乗り心地が悪くなってしまいます。
とは言え、どれくらい硬くするかは乗る人の体重やバイクなどによりますので、色々と試して快適な乗り心地の設定を見つけてくださいね。
まとめ
僕が実践しているタンデムツーリングのコツをご紹介しました。
好きなバイクの魅力を共有できて、さらに相手に喜んでもらえると嬉しいですよね。
相手とよく相談して、素敵なツーリングをしてくださいね。