バイクに乗り続けて10年、地球二週以上の距離をツーリングしてきました。
そんなバイク好きの僕があえて言いましょう。
- バイクは不便です
ただ、付け加える言葉があります。
- でも、不便なのが良い!
この記事では、その理由を詳しくお話ししていきます。
【バイクの不便①】屋根がない
見ての通り、バイクには屋根がありません。
雨の中をバイクで走ると全身がびしょ濡れです。
不便ですよね。
……でも、あなたは最近びしょ濡れになったことがありますか。
子供の頃はありました。でも、大人になってそんな機会がなくなったことに気がつくはずです。
何が言いたいかと言うと、
- 童心を忘れてないですか?
とね、僕は言いたいわけですよ。
バイクならそんな子供の心をいとも簡単に取り戻せます。
雨の中をびしょ濡れのままバイクで走ると、とても気持ちいいのです。
もうどうでもよくなってくるので、嫌なこと、悩みごとが洗い流されてスッキリしますよ。
▼「バイクに乗ると若返る」という話▼
【バイクの不便②】エアコンがない
バイクにはエアコンがありません。
快適な空間で移動できる車と比較すると、バイクに勝ち目はない。
……でも、空気を直に感じられます。
例えば、バイクで真夏の山道を走っていると急に空気が冷んやりとする瞬間に出会います。
「空気の境目」というやつですね。
これを肌で感じるのがすごく気持ちいい。
車しか乗らない人には一生感じられない感覚ですから、ちょっとした優越感が……ないですかね?(笑)
【バイクの不便③】エンジンが熱い
僕は、XJR1300という空冷エンジンのバイクに乗っていますが、足下のエンジンがとてつもなく熱いです。
……でも、エンジンの存在を強く感じられます。
信じられます?
足元の抱きかかえられるくらいの鉄の塊が、僕を何百キロも移動させてくれるわけですよ。
エンジンって素晴らしいですよね。考えた人は天才だと思います。
車だとボンネットの中に隠れているので、なかなかエンジンを意識することができません。
だから、バイクはいいです。(熱くてたまに火傷しますが……)
ちなみに、冬場はヒーターの役割をしてくれるので気持ちいいです。
【バイクの不便④】積載制限がある
バイクにはあまり荷物が積めません。
……でも、制限下で試行錯誤するのがとても楽しい。
世の中の楽しいものには必ず制限(ルール)があります。例えば、サッカーは手を使ってはいけないルールの中で楽しむスポーツです。
バイクの積載も似たような側面があると僕は考えています。
配置や積み方を工夫したり、持ち物を取捨選択する作業をいつも楽しんでいます。
車だとこの楽しみは減りますね。
▼積み方のコツはこちら▼
【バイクの不便⑤】安全な乗り物ではない
バイクは安全ではありません。
・・・でも、上手に乗ればバイクの危険は最小限に抑えることができます
「上手に乗れば」というのは、
- 危険な乗り物であることを認識する
- 無茶な運転をしない
- 車間距離を確保する
- スピードを出しすぎない
- 楽しく乗る
何年経ってもバイクは恐がりながら乗るくらいがちょうど良いです。
そうすれば、バイクを楽しめるだけではなく、安全運転の技術も上がります。
バイクだけでなく車の運転にも役立つ技術ですよね。
そのおかげか、バイクも車も運転しますが、いまだに僕は無事故無違反です。
▼バイクを安全に乗る方法はこちら▼
【バイクの不便⑥】支えがないと自立しない
バイクは、人かスタンドが支えないと倒れます。
倒れたら起こすのもひと苦労ですね。
何百kgもあって、100km/hとかで走れるのに、自分で立てないなんて……
その不安定さが良い。
子育てでは、しばしば「手がかかる子ほど可愛い」と言われますね。
まさにそれです。
【バイクの不便⑦】エンジンが始動しないかも……という緊張感
バイクの始動時は毎回「エンジンがかからなかったらどうしよう……」を思いながらセルを回してます。
だからこそ、エンジンがかかったときの喜びもひとしお。
今日もバイクに乗れる幸せを噛み締めることができます。
僕が今まで乗ってきたのが全て古いバイクだったのも関係ありますが、そんな不安定さもバイクの魅力です。
▼エンジンがかからない時に備えてJAF会員です▼
まとめ
バイクの不便さはまだまだありますが、そんな部分もあえて楽しめるのがバイクだと思っています。
だって、便利がいいなら車に乗ればいいんだから。
10年前に比べても世の中はとても便利になりましたね。
だからこそ、ちょっとした不便を楽しめる余裕は大切にするべきだと思っています。
▼バイクはこれから盛り上がると思っている理由▼